「やっぱり最後は百姓が勝つ」七人の侍 えーじさんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱり最後は百姓が勝つ
『百姓は雨が降っても嘆くし晴れ間続きでも嘆くそして風が吹いても嘆く……そぅいつでも嘆くのだ。。』 日本人は元来農耕民族なので…
この作品は数十年前に大森の映画館でリバイバル放映で観る事が出来た。今回は"午前十時の映画祭15"にて劇場鑑賞。黒澤明監督の原点であり世界の至宝である。この作品を表すには星5つでは全く足りず其れどころか星の数で表す事自体が失礼極りないと言える。
この作品と言えばあの雨の中での合戦シーンが余りにも有名だが、、、実は三船敏郎の役が素晴らしいのである。ある種の狂言まわしの様でもあり主人公の様でもあるそして時にはコメディアンの様でもある変幻自在の役回りを演じている。この役柄が素晴しくこの作品を超一級品へと押し上げている。またこの作品の魔法なのか207分の上映時間を全く感じさせない。
現在"午前十時の映画祭15"で新4Kリマスターによって3週間上映となっています。家のテレビでは無く是非劇場の大画面でこの至宝の作品を観て欲しい。昔同様トイレ休憩もちゃんとあるのでご心配なさらずに。。
【追記】
この作品では昔の白黒35mmフィルムであったので現在のようなワイド版ではありません。なので劇場の席もいつもより前よりの席に座った方が良いです。後方に座ってしまうと画面がいつもより小さく見えます。それではこの映画の迫力が半減してしまいます。少しでも前よりの席での視聴をお勧め致します!
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