「人生で大切なことはすべて「七人の侍」が教えてくれた」七人の侍 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
人生で大切なことはすべて「七人の侍」が教えてくれた
40年近く前、サンフランシスコにカストロ・シアターという劇場があって(今でもあるのかな?)、緞帳や二階席のあるかつてはオペラでも上演していたような由緒ある劇場でしたが、当時は名画座になっており、「七人の侍」も上映された。海外の映画館で「七人の侍」を観ることができてとても感慨深いものがあった。
なによりも、上映後のロビーで、髭面メガネの人たちが興奮して語り合っているのを見て、日本人であることをあれほど誇りに思ったことはなかった。(上映期間中にきっとルーカスや、当時SFの近くのカーメル市長だったイーストウッドも観にきていたに違いない、と勝手に思ってる)
仲代さんも通行人の侍で出てたんですよ、
最初にスローモーションで倒れた盗っ人は黄門さまなん
ですよ、
最後の決戦のシーンでは雨がよく映るように、水に墨を
混ぜて降らしてたらしいですよ、
侍を演じた俳優さんたちは、実生活では生き残った方た
ちから亡くなられて、1番最初に死んだ平八役の千秋実さんがもっとも長く存命されてたんですよ、
といったこといっぱい教えてあげたかった。
映画の感想
侍がひとりずつ加わってくるところ、そしてひとりずつ倒れていくところは、何度観ても、クゥーってくる。
泣く。
七人みんながかっこいい。
合戦のシーンは何度観ても興奮して追いつけない。
何度観ても面白いし、その都度発見がある。
早坂文雄の音楽が良い。できることなら、侍のテーマを死んだら葬儀の際に流してほしいくらい好き。
少し前に放送された映画音楽の特番で、葉加瀬太郎が指摘してた良い映画音楽の要素がすべて当てはまってる気がする。
午前十時の映画祭ありがとう。
大きなスクリーンで夜も上映してくれてるTOHOシネマさんありがとう。
大吉さん又大きなスクリーンでご鑑賞とは羨ましいです!
ワタクシ今、フランスにいます♪
(フランス住みの姪っ子の結婚式!)
彼女は日本よりもフランス暮らしの方が長いので、ほぼフランス人なんですが「七人の侍」を観た事があるそうです!
大吉さんのレビューにもありましたが、雨に墨汁も知っていました!
私より詳しくてびっくり!
ほとんど日本語で話してくれない彼女ですが、アキラ・クロサワをリスペクトしているそうですよ。
日本人なんだけど、外国の方に褒められているようで嬉しくなりました。
帰り気をつけて下さいね!
ん???
日本深夜過ぎない〜??
こんばんは。
体験して来ました!
ひと言で伝えるのは無理ですが「凄まじかった」です。
直近だと「国宝」「宝島」にこの言葉を書きましたが、悔しいかな、圧倒的な熱量の違いを見せつけられました。
本作がレベち過ぎるのでしょうか。。
色々知りたい調べたくなる作品でした。
大吉さんの素晴らしいご経験&トリビアと共に又本作に思いを巡らせている幸せな夜です♪
共感ありがとうございます。
海外の映画館で七人の侍を観るという、また貴重な素晴らしいご経験をされていますね。映画を観に来た現地の人達にトリビアを披露したくなる気持ちー大いに共感します。当時、映画館に観に来た方はかなりの日本映画通であった可能性もありますね。んー羨ましい場面です。
大吉さま
コメント、ありがとうございます。
これまで大きなスクリーンでは4度、違う映画館で見る機会がありました。
そしてこのたびの「午前十時の映画祭」。4Kリマスター版。
悩んでいるんですよね。
「隠し砦の三悪人」のブルーレイ・リマスター版を買ってみたのですが、あまりにも映像が鮮やかすぎて(明るすぎて)、全く違う映画に見えました。
今回もそんな印象を受けるかも…と思いつつ、行くんでしょうけどね(笑)
なんか、ただの駄話ですみませんw
共感&コメントありがとうございます。
初めて劇場で観たのは博多で無論リバイバルでしたが、その日は満席。翌日出直しました。やはり人気のプログラムですね、今回は平日だったので余裕でしたが。
“X星人”土屋嘉男に感情移入しました。
大吉さん、私が最初に『七人の侍』を観たのは、パリの劇場でした。『SEPT SAMOURAI』と言うタイトルで、日替わりで2時間と3時間バージョンを上映してました。レイトショーなのに、超満員でフランス人観客のすごい熱気と期待が感じられました。
大吉さん、映画の東野英治郎さん、達者でいい役者さんですよね!小津の映画では、三バカ(映画ではバカでなくてそれなりに金持ちの偉いサラリーマン)じいさんの昔の漢文だかの先生が東野英治郎で、退職してからは町中華のオヤジをやってます。そして結婚に行き遅れた娘(今から見たら中年といった年齢)を杉村春子が演じてます。その昔の先生を呼んで、一献傾ける席で元・生徒の三バカは先生が居なくなってから、今の先生の惨めさを上から目線で言うんです。もう最低の三バカですが、東野英治郎さんが本当にいい、杉村春子さんもとてもいい映画でした。小津映画はとにかく独身女と見たら、「片づける」ことしか考えない男性が山ほど出てくるのがイヤです。そうでない小津映画はイヤではありませんが。
大吉さん、早速のお返事ありがとうございます!そうです、盗っ人の箇所(背中がゾゾーとした程痺れたスローモーション、東野英治郎とは!)が最初で、次が侍でした!「俺の女房だ!」もそうだったかも知れない~!ですね。クリント・イーストウッドって市長やってたことも知りませんでした!水に墨を混ぜてたなんて!雨を待ってた訳ではないんですね!凄い、凄い、凄い!大吉さん、色々教えてくださってありがとうございます!







