「【"勝ったのは、百姓たちだ・・。”今作は邦画が世界に大いなる影響を与えた名作である。だが、叱られることを重々承知の上で、以前から思っている事を、ドキドキしながら記す。怒っちゃ嫌よ。】」七人の侍 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【"勝ったのは、百姓たちだ・・。”今作は邦画が世界に大いなる影響を与えた名作である。だが、叱られることを重々承知の上で、以前から思っている事を、ドキドキしながら記す。怒っちゃ嫌よ。】
■作品内容については、これだけの名作であるので敢えて割愛する。
ご存じの通り今作は米国で2作がリメイク制作されている。
「荒野の七人」は配信で鑑賞し、その後アントン・フークア監督により制作された「マグニフィセント・セブン」は劇場で鑑賞した。
とても、面白かったモノである。
<感想というか、率直な意見。・・重ねて記すが、怒っちゃ嫌よ。>
・今作は、少し前に「午前十時の映画祭」映画祭で鑑賞した。とても面白かったのであるが、フラストレーションも感じたモノである。
フラストレーションの理由は、キッパリ書くが特に<休憩>の前の、名優揃いの役者陣の一部の台詞が聞き取りずらいのである。と言うか、何を言っているのか分からない部分も有った。
因みに、劇場で観た際には、私は40歳になったばかりで、且つ会社での健康診断での聴力検査は、全く問題なしで有った。
普段から、ブリティッシュ・ロックをハイハイボリュームで車内で聴いていたにも関わらず。
・志村喬さんが演じた勘兵衛の台詞は良く聞こえた。落ち着き払った言動や、野武士たちからの襲撃を恐れ、助けを求めて来つつ、一部の百姓が逃げようとした際の、毅然とした良く響く台詞は、沁みたモノである。
・だが、今作の主役の一人である菊千代を演じた世界の三船敏郎氏の台詞が、役柄もあるのかもしれないが、良く聴きとれないのである。
場合によっては仕草から、類推したモノである。
■勿論、最後半の激しい雨中での戦闘シーンは、白眉である。このシーンには台詞は要らない。斃れゆく剣の求道者、宮口精二演じる久蔵の姿。
七人の侍たちが、農民の為に命を懸けて戦う姿は名シーンである。
■で、久方ぶりに配信で鑑賞した。フルボリュームで。
だが、多くの台詞が聞き取れない。自然音と同時に録音していたのだろうか、聞き取れない。
そして、思ったのである。今作が、海外でも高い評価を得たのは、内容のハイレベルな事は当たり前としても、【字幕で】上映されたからではないだろうか、と言う事である。
<私が記載した事が的外れな事であれば大変申し訳ない限りである。だが、私はこの作品の内容を貶しているわけではない。逆にキチンとこの名作を細部まで理解し堪能したいのである。
出来得ればの話だが、この作品を最近多い日本語字幕付きで、何処かの配信会社で上映してはくれないだろうか。
私は、この名作をクリアーな音声で観たいのである。切なる願いである。>
私も台詞は聴き取れないところが多かったです。この当時の映画だとやむを得ないのでしょうね。
「生きる」では志村喬でもボソボソつぶやく台詞は聴き取りづらかったですね。
左卜全が何を言っているのかわからないのは、テレビでもそうでしたから、当たり前だったんでしょうね(笑)
臨場感を重視した本作の場合、台詞は雰囲気で充分だったのかもしれません。
音声について
想像ですが、当時の日本映画の録音は撮影時にモノラル録音。編集時劇場用に2チャンネル以上のトラックを付けていたと思います。1950年代は過渡期で、モノラルマイクの指向性が悪いのは確かですね。ステレオ音響技術が出た後はマイクも格段に良くなります。
アフレコの概念は一発勝負の当時の黒澤組には無かったと想像します。
こんばんは🌆
私がこの作品を初めて観た1991年の上映の時は今よりもっと聞き取れなかったと思います‼️それがDVDが発売された頃からですか、だいぶ音声がクリアーになり、2016年に4Kリマスター処理された頃はさらに良くなったんじゃないかと。それでも三船敏郎さんのセリフがもともと聞き取りにくいのかもしれませんが。ただ今Amazon primeで配信されてるのは4K処理されてない素材だと思います。ちょっと高額なんですが4K UHDのBlu-rayなら字幕鑑賞出来ますよ‼️
そうですよね〜。音はね〜。
映像をデジタル化して補完することで精細化できる時代なので、音もできたりしないのかなあ、と期待しちゃいますけどね。
ただ、当時と今の集音マイクの性能差は、光学カメラのそれより、はるかにはるかに大きそうですよね。