「昔の名作、若者見ず 。カメラアングル秀才。」七人の侍 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
昔の名作、若者見ず 。カメラアングル秀才。
「午前10時の映画祭」にて見ました。周りは年齢層高めですがやはり人気が有り混雑してました。
7人の侍はメディア化されて一度観たことはありましたが、スクリーンでは初めてです(生まれていない為)。
スクリーンだとどんな感じかなー?当時の興奮を味わいたくて行ったんですが、、、。4Kリマスターになっており、綺麗な画質なんだけど、コレじゃない感がありショックでした。
「昔のままが観たいんだ、、、」
と思いましたで、一度メディアで観てる方にはオススメ出来ません。
さて内容ですが、野武士に襲われそうになっている百姓村を救う7人の侍(正確に言えば6人の侍と元百姓1人)の物語です。
見どころは黒澤明の脚本、中井朝一の絶妙なカメラアングル撮影、三船俊郎の演技だと思います。
この3人がいなければこんなに有名な映画になり得なかったと思います。
カメラアングルは当時の機材でどう撮影したんだろうと感心する所があります。
三船もいい存在感です。三船出演作品でこれが1番好きです。
評価は高い作品ですが、低い評価部分もあります。
個人的には若い侍と百姓娘との恋愛関係シーン。そして、百姓の自分の事しか考えないシーン。
シーンは入れても良いですが、長い&クドイ。ココを考慮してくれれば30分は短くなったと思います。
207分という長い映画です。120分頃休憩を入れてくれたのは感謝ですが、事前に教えてくれていればと思いました。
一度も観た事が無い人はどういう方法でもいいので是非観てください。1954年作品として観てくれれば、観る視点が変わります。
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