「イールの唯一の楽しみは 向かいの部屋に暮らす若く美しい女性アリスの姿を覗き見ること。 なぜかどちらの部屋にもカーテンがない。 これにはだれも突っ込まないのか?」仕立て屋の恋 ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)
イールの唯一の楽しみは 向かいの部屋に暮らす若く美しい女性アリスの姿を覗き見ること。 なぜかどちらの部屋にもカーテンがない。 これにはだれも突っ込まないのか?
動画配信で映画「仕立て屋の恋」を見た。
1989年製作/80分/フランス
原題または英題:Monsieur Hire
配給:デラ・コーポレーション
劇場公開日:1992年7月17日
ミシェル・ブラン(イール)
サンドリーヌ・ボネール(アリス)
リュック・テュイリエ(エミール)
アンドレ・ウィルム(刑事)
パトリス・ルコント監督といえば
「髪結いの亭主」などで有名な監督だろうが、
作品を見たのはこれが初めて。
中年男イールは女性が殺された事件の容疑者になっている。
理由はイールに性犯罪の前科があったから。
イールはネズミをたくさん飼っている。
死んだネズミは布に包んで海に流す。
イールはアリスを尾行していたのか。
アリスと彼氏がスケートをしているスケート場に現れて
盛大に転んだ。
恋人がいないイールは風俗店にも出入りしていた。
特定の相手を指名するわけではなく、いつも違う女を選んだ。
イールの唯一の楽しみは
向かいの部屋に暮らす若く美しい女性アリスの姿を覗き見ること。
なぜかどちらの部屋にもカーテンがない。
これにはだれも突っ込まないのか?
イールは彼女に恋をしていた。
彼女には恋人がいることも知っている。
アリスに恋をしたイールは風俗店に通うこともやめてしまった。
ある日、アリスはイールが自分の部屋を覗いていることに気付いた。
アリスはキモいと思った。
しかし、理由があってアリスはイールに近づいた。
ここから驚きの展開がある。
この映画はサスペンスでありミステリーであり、
そしてラブストーリーだった。
緊迫感が続く脚本がいいし、
ストーリーが素晴らしい。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
主演のミシェル・ブランは2024年の10月に亡くなった。
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