「梅毒」静かなる決闘 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
梅毒
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冒頭は野戦病院の手術シーン。降りしきる雨が戦争の重さを語り、三船の真摯な医師ぶりが見事な演出。なにしろ指先を見ていると縫合している様子が真に迫っているのだ。
復員してからは三條美紀の効果もあってかメロドラマ風。どうも途中が中だるみしているようでのめり込めない。彼女に感染させてはいけないと、相手の幸せだけを願う三船の演技は今までの野性味あふれたイメージと違う。結婚が決まったと聞いたとき、そして涙が出たと言われるシーン。震えがくるとの評判通り、いい!
【2008年ケーブルテレビで鑑賞】
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