静かなる決闘のレビュー・感想・評価

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静かなる決闘

劇場公開日 1949年3月13日
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タイトル負け

タイトルとプロットに惹かれ鑑賞しましたが、当時の流行りなのか典型的な口数が少ないぶっきらぼうが主人公で、少ない感情を吐露する場面でも棒読みです。進行は主人公が考えて行動していくのではなく、会話劇で主人公以外の人のリアクションに頼り切っています。結局は普通の往年の悲劇的ロマンスだったという印象です。主人公は医者ですが、ペニシリンは江戸時代で既に入手できたようなので、別に梅毒でなくても良いような内容で残念です。というか梅毒というのは設定だけで、「震える舌」のような凄まじい展開になるとか特にテーマになっていないです。敗戦直後なので高揚感のある娯楽は作れなかったかも知れませんが、制限された中で昇華された内容のものもあると思うのですが、大変失礼ですが本作はつまらない方ではないでしょうか。

アンジェロ
アンジェロさん / 2017年3月3日 / PCから投稿
  • 評価: 1.0
  • 印象:  悲しい 単純 寝られる
  • 鑑賞方法:VOD
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耐える姿に漢を見た ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

『静かなる決闘』ってタイトルだけ見ると時代劇かなと思ったらまさかの…。「なんだこの話…」と思いながら見ていると、いつの間にか画面にガッチリと引きつけられていました。まず主演の三船敏郎が前作『酔いどれ天使』と真逆の役を演じている点が興味深い。病気にかかるところは2作共通なのですが、その対応が対照的。最期まで理性に従わずに生きた前回に対し、今回は伝染病にかかったが故にやりたくてもやれないことを前に理性を以って葛藤する役柄を演じています。

この姿が実にかっこいいんですよねー。目の前に想い人がいるのに伝染病が彼女と一緒になることを許さない。伝染病と打ち明ければ彼女は治るまで待つと言うだろうから「嫌いになった」と嘘をつかなくてはならない。辛い。実に辛い。その辛さが若き日の三船の表情から滲み出て、見てるこちらまで辛くなってくる。最期まで理性を以ってその辛さに耐得る主人公に真の漢を見た気持ちになりました。

主人公に拾われたやさぐれヤンキー女が彼の秘密を知って改心、立派なナースに成長する過程も見ていて嬉しくなるし、だからこそ彼女が主人公に想いを伝える(不思議な)告白シーンや彼のために怒るシーンは印象的です。

伝染病をモチーフにここまでの人間ドラマを構築する黒澤さんの手腕はすごい。そこまでの有名作でもなし、期待していなかっただけにお気に入りの黒澤作品になりました。確かに彼の中手間理性と本能、希望と絶望が静かに、だが確かに鎬を削っていた。

えら
えらさん / 2014年9月17日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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