エレファントのレビュー・感想・評価
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エレファント
したがって、監督は、反映され、呼吸し、自立している姿勢をとる映画を再発明する。悲劇的なニュース項目の周りにあるトロルの空に、少なくとも雲を美化させたいと思ったのはどういう考えですか?
これらの暴力の激しさ、孤立した犯罪行為の規模によって、誰もが自分自身を位置づける方法を知らないだろう。説明、言い訳、告発、はい、だが誰?私たちの誤解や怒りが何であれ、白い灰色の彫刻家によって建てられた壊れやすい水晶の城のような氷のようなイメージから、そのような映画を選んだ理由はありません。ニュースアイテムを芸術作品にする考えだけに没頭しているようだ。
それは非常に過大評価された映画(むしろ無駄な実験的作業)ですが、それは最悪ではありません。それは劇的にエリート主義的で、ペダンティックであることを示しています。このような主題(不可解なドラマの普遍性、容認できない)に関して、普遍性の欠如は、我々が味の欠如を超えていることを意味する。
"キスも知らない17歳が、銃の打ち方は知っている"
カンヌ国際映画祭でW受賞しとこともあり、前から気になっていた作品を鑑賞した。
この作品のストーリーからわかることは、"いかに平凡の中に突如として現れる非凡が恐ろしいか"ということだと思う。映画の前半からは予想もつかない後半の激しさ、エリーゼのためにがこれ程悲しく聴こえることは無いように思える。実際に起こった事件を題材にしているということで、ガス・ヴァン・サントも役者をあまり使わないなど、リアリティをかなり追求しているのがわかる。
一番のこの映画の見どころは演出だと思う。あえて一人ひとりをカメラで追うだけではあるが、全体を通してその日がどうゆう状態だったのかがわかるようになっている。
ジョンが主役となっている理由は危機をいち早く察知したからなのか、ガス・ヴァン・サントがElephantという題名に込めた想いなど、考える程味わい深い映画であることは間違いない。
アメリカ・コロンバイン高校銃乱射事件
1999年4月20日に発生した、アメリカ・コロンバイン高校銃乱射事件をモチーフにした映画です。Rー15です。
監督は、ガス・ヴァン・サント。
淡々としてます。
1999年に アメリカで実際に起きた事件をモチーフにしてるのですが、日常を切り取った描き方なので淡々としていて。
でも、悲しんでいる暇もないほど次々に銃撃され人々が倒れていく様は異様です。
実際に、コロンバイン高校に在籍していたエリック・ハリスとディラン・クレボルドの2人が事件を起こしたわけですが、特に何が原因で凶行に走ったのか はっきり描かれていないけど
原因として唯一アタシが思ったのは、授業中にエリックが 他の生徒から何かを投げられそれが服に付いてしまいトイレでそれを取っているシーンですかね。
要は、普段からイジメられていて そのことが凶行に走らせたんじゃないかと・・・。
観終わって 色々調べてみたら、実際にエリックたちは イジメられっ子達の集まり
「トレンチコート・マフィア」という集団の一員だったと。
観終わって 暗い気持ちになるのかな?って心配だったけど、思ったほどブルーにはならず冷静でした。
一体~どんな心理状態だったのか?なぜ、こうなってしまったのか?凶行を食い止めることはできなかったのか?
そればっかり気になってました。
こんなに嫌な めでたい日
高校生の日常を単純に描いた前半。
ベートーベンの「月光」にのせて、ただ1人の生徒を追うだけの映像は、ほんとに素朴で、つまらなくて、でも、世界観にのめり込んでいってしまうような、不思議な時間だった。
まるで自分が、そこの学校の生徒の1人であるかのような気がしてくる。
ラスト15分の為に、前半の全てがあるのだと感じた。
役者が高校生の中からオーディションで選んだがゆえに、とてもリアリティのある空気だったなあ。
それにしても、Alex frostの表情がたまらなかった。
とても悲しそうで、ぼんやりとして、気が弱そうな顔つきなのに、淡々とした表情で、銃を撃ちかます。そしてラストの、Eeny meeny miny moe。ものすごく怖い。でも、何故かとても好きだった。
観た後に事件について調べたくなる
真っすぐ描くあっけなさ
淡々と刻まれる悲劇へのカウントダウン
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