劇場公開日 2004年3月27日

「"BowlingforColumbine"」エレファント 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0"BowlingforColumbine"

2021年9月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

興奮

何気ない高校生活をそれぞれの視点から最悪な事が起こるまでの同じ時を変わらない毎日が当たり前に過ぎるように淡々と描かれるティーンの日常。

何よりも胸糞が悪くなる場面、二人でシャワーを浴びながら放つセリフと気持ちの悪い関係性、ガス・ヴァン・サントが違った方向から悲惨な事件をより残酷性が強くなる物語として。

たった一人の歪んだ思考から行動に移す狂気へと、数えきれない人々の生活や人生が一変してしまう、押し付けや問題提起する深刻さ、説教じみた内容にでもなりそうな題材をG・V・サントらしい映像のLookと少年、少女をリアルに描けるセンスが素晴らしい。

公開時にフォーラム仙台にて初鑑賞。

万年 東一