「少女を育てて出荷する学園。」エコール 孔明さんの映画レビュー(感想・評価)
少女を育てて出荷する学園。
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森の中には学園があり、12歳以下の少女たちが共同生活を送り学んでいた。
少女たちは高い塀で囲まれた学園からは出られない。
毎日勉強し、バレエのレッスンを受けて、時に発表会があり、それを校長先生や観客たちに見せていた。
やがて、成長した少女たちは学園を出る時が来る。
彼女たちにはそもそも親兄弟はいないのか?孤児ばかりが引き取られていたのか?
外の世界に出て少女たちを待ち受けるのは・・・おそらくはパトロンとして少女たちの学園生活を支えていた男たちの黒い欲望の餌食となる人生であろう。
文明世界と隔絶されたような学園の描写と、ラストの学園の外の世界での現代的な描写の対比。
「夢の生活」は覚めたのだ。これからは少女たちに思いもよらなかった現実が襲い掛かってくるのだろうな。
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