ザ・ヤクザのレビュー・感想・評価
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なんだか分かったような分からぬような話だが、健さんの流石の存在感を...
ヤクザはドスだろう、刀はサムライ
健さんは『ブラック・レイン』の前に『ブラック・レイン』を演っていたんだなぁ、日本での本作公開の前年には『仁義なき戦い』がこちらは仁義もクソもない怒涛の展開、本作は東映全面協力のもと隙あれば日本の文化をブチ込む演出描写に違和感を感じながらも気にはならない程度ではある反面、やり過ぎ感は否めない!?
話の前置きが長い様なテンポの悪さを感じながら、終始テンションが変わらない役柄の健さんに演じている本人が何かつまらなそうにも。
ポラックよりもルメット、ポール・シュレイダーの脚本は活かされていたのか、深作欣二やその関連役者に安藤昇とかショーケンとか本作を観てドウ感じたのだろうか?
古き良きと言っても時は70年代、ヤクザとチャンバラをごちゃ混ぜにした感覚、ハリウッドには『仁義なき戦い』を超えられない、当時としても時代遅れなカルチャーショック??
古き良き任侠映画(アメリカ製)
健さんのハリウッド作品
総合55点 ( ストーリー:50点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
当時の外国人から観た日本とヤクザという存在を浮き彫りにしようとしている。同じポラック監督の同時期の作品の「追憶」や「愛と哀しみの果て」にも通じる雰囲気はあり、この当時のポラック監督は、こういう切ない話を描くことに凝っていたのかもしれない。
だが切なく哀しい雰囲気作りが第一で、ヤクザの抗争や警察の捜査がろくに描かれない物語は稚拙だし、演出も時代を感じる。ただ高倉健の存在は締まりがあった。
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