「ガタガタ言わずに」ザ・クラッカー 真夜中のアウトロー たぁ〜ちぃんさんの映画レビュー(感想・評価)
ガタガタ言わずに
マイケル・マンの劇場映画初監督作。
デビュー作からすでに、映像や音楽に対するこだわりがハンパじゃない。
金庫破りのシーンには元本職を4人雇い、主人公の射撃シーンには、プロのコンバット・シューティングの指導を受けたジェームズ・カーンが完璧にものにしています。
ウィーバー・スタンスと呼ばれる、両手で銃を下に持ち半身で構えるスタイルは、その後TV「マイアミ・バイス」や、他の映画でもたまに見かけたが、 現在はアソセレス・スタンスと呼ばれる、胸の前あたりで正面に構えるスタイルが主流みたいですね。
ストーリーは、昼はバーと中古車販売の経営、夜は金庫破りという2つの顔を持つフランクが、大仕事を最後に決めるが、凄腕の金庫破りを組織が簡単に手放すはずがなく...
本作で1番好きなのは、家・仕事・妻子と文字通り全てを捨ててから殴り込みをかけるところなんだけど、フランクの短気で自己中なキャラをよく表現していて好きなシーンが、初デートに2時間遅れて相手が怒ったら、逆ギレして「ガタガタ言わずに俺と恋を始めよう」ていうところ。
今まで色んな映画の口説き文句を実践してきて、このセリフもめちゃくちゃ好きなんだけど、これだけは絶対言えないですわ(笑)
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