劇場公開日 1983年2月11日

「ユーモラスっちゃユーモラス」サン★ロレンツォの夜 twistyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ユーモラスっちゃユーモラス

2016年9月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

悲しい

第二次世界大戦終戦間際のイタリアのお話。ドイツ軍から家々を爆破すると脅されて、さてどうするか? 近くに来ているというアメリカ軍に助けを求める村民。ムッソリーニ万歳を叫ぶファシスト。単に生活を守りたいだけの市井の人々。
敵と味方の区別がつきづらい。それも当然だ。なぜなら同じ村民同士なのだから(ドイツ軍は別として)。そういうごちゃまぜの状況を、それとして説明しきれていない。よく言えば前衛的。悪く言えばわかりづらい。しかしときどきユーモラス。ときどき胸が痛くなるような悲劇。一見の価値は充分にあります。ただし一見。

twisty