「メリーポピンズの空気感を彷彿とさせる」ショコラ Rieさんの映画レビュー(感想・評価)
メリーポピンズの空気感を彷彿とさせる
そういえばジョニーデップの映画棚によくあるけど、見たことないなあと思い、借りてみた。
ミュージカルではないものの、メリーポピンズやサウンドオブミュージックを彷彿とさせるようなヴィアンヌの独特の雰囲気が、排他的な田舎村の空気と相まって、作品をぴりりとさせていたと思う。そう、チリペッパーのように。
放蕩民族のくだり面白い裏設定なのだから、もう少し掘り下げてほしかった。
固定観念に縛られる村人たちに抗いつつも、ヴィアンヌ自身もバックグラウンドに縛られているのよ、という暗示が、うまいなあ。
ルーは、カッコよかったんだけど、どうして彼のお気に入りを当てられなかったのか、彼が例外の象徴だからなのかしら。
おいしーいチョコレートを食べたくなる作品。
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