「疲れた心にショコラを」ショコラ 猫好きの女さんの映画レビュー(感想・評価)
疲れた心にショコラを
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1950年代、教会にこそ救いがあり、洗礼を受けていない人は救われないという考えが支配している時代。
フランスの外れの小さな村で、伝統と規律を守り教会の掟を厳守し、今当に「四旬節の断食の時期」を迎えるレノ伯爵と村人達
VS
南米から受け継がれるチョコレートの効能を広めるため放浪し、吹き荒ぶ北風と共に村へとやってきた色鮮やかな赤色のフード付コートを羽織る母ヴィアンヌと娘アヌーク
あの手この手の攻防戦の中、お互いが疲れ果てる頃に
実はお互いカタチばかりに拘っていたことに気付く…。
決め事のように神の為に祈らなくても、自分達の幸せの為に神に祈ってもいい、伝統と規律の中に自由があってもいい
娘や自分の幸せを削ずってまでチョコレートの効能を広めずとも、幸せを掴んだ村でチョコレートを作りみんなを笑顔にかえれば北風は自然に吹き去って行く
見事、魔女の作ったショコラは全ての人を笑顔にしましたとさ。
因みに、
ヴィアンヌは『寛大な•有能な•陽気な•幸運な』等と言う意味があるそうです。
アヌークは『恵み•チャーミング』
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