「自由すぎてパッケージでオチのネタバレしちゃった女神」猿の惑星 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
自由すぎてパッケージでオチのネタバレしちゃった女神
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1968年の作品
監督は『パットン大戦車軍団』『パピヨン』のフランクリン・J・シャフナー
鑑賞した回数は数知れず
アメリカ映画ベスト5に永遠にランクインさせたい不朽の名作
今から55年前の作品という事実
類人猿と化した俳優たちの特殊メイクはオーパーツそのもの
原始人を支配する類人猿の星は2000年後の地球だった
相対性理論はさっぱり理解できないが宇宙旅行1年半で地球は2000年経っちゃうウラシマ現象が信じられない
子供の頃は今よりバカだったので気づかなかったが英語が通じるのはいろいろな意味であまりにも不自然だ
猿の博士に扮したキム・ハンター以外の女性俳優に台詞無し
だってノバ喋れない設定だし
スチュアートは眠ったまま死んじゃうし
っていうか飛行士は男3人じゃなかったのね
何度も何度も何度も観たのに久々観たせいかすっかり忘れていた
普通男3人女1人なら女は必ず生き残るはずだけどね昨今の映画作品なら
冬眠装置の故障でミイラになるのが彼女の1番の見せ場だった
『欲望という名の電車』でヒロインの妹役を演じアカデミー助演女優賞を獲得したキム・ハンター
共産主義者のレッテルを貼られしばらく干されたが『猿の惑星』でカムバック
この作品で2度目の助演女優賞を与えてほしかった
猿の法廷でやり取りはまるで中世ヨーロッパのよう
今もアメリカ人の半分は進化論を否定してることを思うとますます面白い
ラストシーンの衝撃度は映画史上ダントツ
『猿の惑星』よりインパクトがあるオチの映画を他に知らない
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