「ビューティ&ビースト」サランドラ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ビューティ&ビースト

2021年12月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 家族の飼っていたシェパード犬2匹の名前がビューティとビースト。まさに「美女と野獣」なのだが、まずはビューティが悪魔のような家族に襲われ、無残な死を遂げる。痛ましさも当時の映像にしてはエグいものだし、原因も動機もわからないまま恐怖に立ち向かう悲劇の家族なのだった。

 立ち寄った古びたガソリンスタンドのオヤジは「早く国道に戻ってLAに向かうべき」だと忠告を受けた家族。途中、車が故障して身動きが取れなくなったのだ。銀婚式夫婦に娘二人と息子一人、そして長女の婿と赤ん坊、犬二匹が砂漠の真ん中で立ち往生するのだった。

 空軍や核実験場だったという背景は、社会派的要素をもテーマにしているかと思ってたのに裏切られた。単に取り残された悪魔のような食人家族だったというわけだ。その食人家族はスタンドのオヤジの息子とその家族。砂漠の真ん中にしてはプルート、マーズ、ジュピターとか惑星のネーミングが面白い。

 武器は拳銃のみ、弾2個という絶体絶命の状況下で、どうやって襲撃をしのげるのか?頼りなさそうだった婿サマが意外と活躍するし、やはり嫁(?)を殺されたビーストが大活躍!電話もない状況で、CB無線も敵に傍受されているし、意外と知的な食人家族もすごいぞ!クリスマスにぴったりやな(どこがよ~)

kossy