「2時間半の無人島生活を飽きずに見させる演出」キャスト・アウェイ にちさんの映画レビュー(感想・評価)
2時間半の無人島生活を飽きずに見させる演出
約2時間半の作品で、その半分以上が(BGMもなく)1人で無人島で生活しているシーンなのに最後まで飽きずに見ることが出来たのは、トム・ハンクスの演技とリアリティを大きく損なわない演出によるものだろう。自分がもし同じように遭難漂流したら、などと考えるとともに、救出され社会に復帰した時のジレンマなども共感できるものだった。ラストの展開についてはちょっと都合が良すぎる感もあるが、「潮がいつ何を運んでくるか分からない」偶然性を主題とした本作ならではの意図なのだろう。
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