「最後の終わり方に意外性があり印象度アップ」サボタージュ(1936) Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
最後の終わり方に意外性があり印象度アップ
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冷静に考えると陰惨なストーリー。弟を爆死させた夫を刺し殺してしまう美人妻と、彼女と恋愛関係に陥りその罪を隠そうとする刑事のお話。しかしながら、偶然からその殺人がバレずに済んでしまい、二人にとってはめでたしめでたしで終わってしまう。予想外の展開で、意外性が有って後味はよろしくて、かなり楽しまさせてもらった印象。
爆発する時間が分かってるので、見ている方のドキドキ感はハンパなし。ギリギリに、知らずに爆弾運ぶ弟は助かるのかなと思っていたが、あえなく爆発。これにも正直驚かされた。
加えて、旦那を殺してしまうところの描写も、凶器となる食事用ナイフのクローズアップをかませて、印象的。
ヒッチコック映画なれど、ヒロインがわりと庶民的容貌で、ユーモア感が皆無なところは、少々残念であった。ただ、光と影の特徴的な映像は、最初の方から満載であった。
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