「前作との対比で、深作欣二の凄さををあらためて感じた。」バトル・ロワイアルII 鎮魂歌(レクイエム) Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
前作との対比で、深作欣二の凄さををあらためて感じた。
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深作欣二/深作健太監督による 2003年製作(133分/R15+)の日本映画。
配給:東映、劇場公開日:2003年7月5日。
前作と異なり、面白くなかった。
原作は未読だが、男女で生徒番号が一緒の片方が死ぬと自動的に片方も殺されるという設定がイマイチ。運命共同体として、同志愛や恋愛に発展させるのかと想像していたが、それも無く、理不尽さに狂う姿のみで、脚本もまずいのかもしれない。
前作では、多くの死に権力により前大戦で無駄死にさせられた兵士や庶民をイメージさせられたが、今作はただの子供の喧嘩や反抗に見えてしまった。
そして、藤原竜也はそれなりの演技だったが、前田愛も忍成修吾も各々可愛くカッコ良いとは思ったが、突き抜けたものは感じなかった。また、竹内力も大袈裟な演技が鼻についた。前作との比較で、たけしの演技の知的なところ、深作欣二の演出力の偉大さを、改めて深く感じた。
監督深作欣二 、 深作健太、原作高見広春、脚本深作健太、 木田紀生、撮影
藤澤順一、美術磯見俊裕、編集阿部亙英、音楽天野正道。
出演
藤原竜也、前田愛、忍成修吾、酒井彩名、ビートたけし、末永遥、加藤夏希、
前田亜季、竹内力。
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