劇場公開日 2005年2月11日

「前作同様に良い出来」ボーン・スプレマシー Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0前作同様に良い出来

2013年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル

興奮

知的

総合:80点
ストーリー: 80
キャスト: 75
演出: 80
ビジュアル: 70
音楽: 65

 前作に引き続いて、マット・ディモンが冷静なCIAの凄腕の元工作員を演じる。前作同様に必要以上に派手にすることなく、物語とアクションを真面目に追求する本格的サスペンス・アクション映画の秀作である。

 やはりこれだけの過去があれば、本人は黙って引退して静かに暮らしたいと思ってもそうはいかない。彼のやってきたことやしがらみが、彼にそんな平穏な生活を許さないのだ。いやがおうにも自ら行動して問題を解決せざる得ない。
 その彼に降りかかる陰謀の秘密や命懸けの活劇が緊迫感を盛り上げる。正体のわからない巨大な敵にも、ひるむことなく冷静沈着に考えて動く彼の孤独な戦いが本格的であって無駄がない。孤独で守るものもなく自分が誰かすらわからない状況でも折れることのない彼の強さが魅力である。

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Cape God