劇場公開日 2002年6月15日

「ギレルモ・デル・トロとロン・パールマンでテコ入れ完璧!」ブレイド2 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ギレルモ・デル・トロとロン・パールマンでテコ入れ完璧!

2014年4月15日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

悲しい

興奮

ウェズリー・スナイプスの当たり役、人間とヴァンパイアのハーフのヴァンパイア・ハンター、ブレイドの活躍を描いた人気作の第2弾。

ブレイド対ヴァンパイアだった前作だが、続編となると、さらなる強敵は必要であり必然。
ヴァンパイアをも餌食にする“リーパーズ”が現れ、ブレイドは一時的にヴァンパイアと組む。
一見、二勢力対一勢力の構図だが、腹の探り合いやいつ裏切るか分からないなど実際は三つ巴の攻防である。

本作最大のポイントは、監督がギレルモ・デル・トロである事。
前作はコミックのノリだったが、勿論そのテイストを残しつつ、ダークさをプラス。
またデル・トロらしく、クリーチャー描写に磨きがかかり、下顎を広げて噛み付くリーパーズにニヤリ。

ブレイドとヴァンパイアの女戦士の仄かな関係、ヴァンパイア族の君主とその子らの愛憎、リーパーズにまつわる陰謀など、ドラマ部分も見応えを増した。
マーシャル・アーツにソードバトル、VFXとワイヤーを駆使したアクションも前作以上。

そして、何かとブレイドに喧嘩を売るヴァンパイア戦士のロン・パールマン!
今回強敵はリーパーズの筈だが、ロン・パールマンの存在感はリーパーズより印象的!?
やはりロン・パールマンなくしてギレルモ・デル・トロ映画は成り立たない!

シリーズでは一番面白い。

近大