ビッグ・フィッシュのレビュー・感想・評価
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ビッグフィッシュ
私の周りに嘘ばかりつく人がいて、この作品を観る時その人を思い出して、とてもイライラしました。
そして最後まで観た時、とても後悔しました。
エドワードは自分に注目を集めたくて嘘の物語を作って自分がすごいと周りに思わせようとしてるんだと、自分の知っている世界で決めつけていたことに気づきました。
彼は本当は自分の現実にいる息子や奥さんを楽しませるために、物語を語っていた。話を語りすぎていつのまにか本人が話そのものになってしまったけれど。
この作品のテーマとは関係ないけれど、一面的に決めつけて物事をみるといけないなと改めて気付かされました。
大切なことを見落としてしまうから。
愛する人を幸せにする。そのために物語を作る。
本当かどうかなんて、そんなに重要じゃない。
深い愛の物語でした。
さすがは鬼才、ティム・バートン監督。面白いファンタジーだった。父子...
さすがは鬼才、ティム・バートン監督。面白いファンタジーだった。父子のちょっとした確執、うちも今そんな感じ(笑)そんな他愛もない題材がこんな素敵な作品になるんだ。
唯一個人的に恐怖の対象で、これはリアルなのか、そう思った双子も上手に解決、お見事。
ダニー・デヴィートの食わせ者感が好き
人生の中で経験するであろうことを、おとぎ話の感覚で追体験させてくれる映画です。
普遍的な気もしますが、家族の形や父子の関係なんて様々ですから、
ピンとこない人はとことんピンとこないと思います。
また見るタイミングも重要かもしれません。
たぶんこの映画の公開当初の頃の自分じゃ楽しめなかったと思います。
子供の頃は素直に真に受けていたけど、成長するにつれ『このオヤジ、はなし盛ってんなぁ~』という感想しか抱かせない話をしてくるお父さんがいる方。
もっと言えばそんなお父さんを別に疎ましく思わないくらい成熟した方にならお勧めできる映画です。
普遍的な娯楽作もいいですが、限定的な人に刺さる映画もいいもんです。
忘れない為にレビュー
記憶を頼りにレビュー。
ずっと寝る前にお父さんが絵本を読んでくれているような不思議な感覚。
最後は一番側で何千回も聞いている息子さんだからこそ一番面白い素敵な話が出来たんでしょうね。「父さん、あなたこそ大物でビッグフィッシュみたいな存在だよ」
彼(父)の物語は彼自身が物語の存在となり帰結する。そして語り継がれ永遠の存在になる。事実をそのまま話すのは何処かつまらない。なら多少大袈裟でもいいから少しでも笑ってもらえるような物語にする。凄い良いことだと思いますね。感動した作品。
息子に嫌がられていた自慢話
ユアンマクレガー扮するエドワードブルームは、金の指輪で大物の魚を釣り上げた自慢話を何回もするので息子に嫌がられていた。
魔女のガラスの目を見ると自分の死に様が分かるとかオカルトチックな場面もあったね。息子に嫌われず自尊心を持ち続けるのは難しいのかもね。基本的にしゃべりすぎはだめだな。それにしてもどこまでが本当の話なのか分かりにくかったね。自分の自慢話ばかりじゃなくてちゃんと息子と向かい合わなきゃいけないね。
ありきたりなテーマだからこそ輝く…
『ビッグフィッシュ - 父と息子のものがたり』を原作にジョン・オーガストが脚本を書き、ティム・バートンが監督。
2003年(日本は2004年)公開。
子供にしてみれば、父親の前半生は謎だらけで、たまにする昔話は自慢要素で味変したホラ話ばかり。
誰もが持つ経験(笑)を、見事にファンタジー映画にしてみせている。
父のホラ話はもうウンザリ、
そういう不満を持ったまま大人になった息子と、病床についた父との触れ合いを描く。
本作の主題は実に普遍的な親子関係で、『チャーリーとチョコレート工場』よりも直截的なストーリーだ。
とはいえ、
そこにはティム・バートンならではの味付け(映像、ストーリー展開)で、笑いあり涙ありの映画に仕上がっている。
主要キャストとしては、
若かりし日の父エドワード・ブルーム役に、ユアン・マクレガー、
病床にある現在の父役に、アルバート・フィニー、
一人息子ウィル・ブルーム役に、ビリー・クラダップ、
ほかに、
ジェシカ・ラング(母)
アリソン・ローマン(若い頃の母)
ヘレナ・ボナム・カーター(ジェニファー)
スティーヴ・ブシェミ(銀行強盗から投資家に転身)
ダニー・デヴィート(サーカス団長)
など。
ファンタジーな世界にユアン・マクレガーがいると、一瞬、オビ=ワン・ケノービに見えそうになる(笑)。
息子は、父が家族をなにより大切に思っていたことに気づくが、無情にも父に最期の時が迫る。
息子は、父の最期の物語をみずから作り上げて本人に聞かせる。
父の葬儀には、父のホラ話に出てくる面々が弔問に訪れる。
親の愛に気付いたときには、親は居ない。
ラストシーンで泣ける人は、親が亡くなった人が多いのではなかろうか?
親が存命の場合、どんな反応になるのか、いまの私には既に分からない…
ありきたりなテーマを(原作者の方、ごめんなさい)、
ティム・バートン風ファンタジーに仕上げた力量を素直に認めたいので、☆4.0
ファンタジックラブストーリー
あり得ないようなシチュエーションが多くて好き。
父の一途さが好き。
父に対する息子の疑いが晴れて良かった。
巨人と仲良くなったり、銀行強盗したり、息子と赤いクルマでぶっ飛ばす映像が空想だろうと現実だろうと、どっちみち見応えがあって楽しい作品。
終盤、父の話が本当かもしれないと思えてくる。
余韻が残る。
この頃まではティム・バートン作品を楽しめていた。
劇場公開時鑑賞。
ユアン・マクレガーがアルバート・フィニーにメタモルフォーゼするかな…するかも。
嘘か本当か。単純に1か0かで切り分けられないことがある、ということを強く考えさせられた。いい/悪い、もっと極端にいえば神かク○かの2種類しかないのなら、そこからは何とも変わり映えのしない貧弱なものしか生まれないと思う。
素直になれない父と息子
ユアンマクレガーの屈託のない笑顔は無敵ですね!
あんな顔の人に悪い人はいないです。
子供の頃、パパが留守がちでさみしい思いをしたから
素直になれない息子。
本当は大好きなのに。
パパもそこは素直じゃないのねー。
父と息子はやっぱり照れちゃって、遠回りしちゃうよね。
ラストはほろっときました。
心温まる良作でした!
徹底して本物の映像にこだわる
父親に聞かされていたホラ話が、話半分くらいに聞いていたのに、あながちウソでもなかったという、なんともニッチなポイントを突いてくる映画でした。
そのホラ話を全部映像化するという、構成的には「フォレスト・ガンプ」と同じなのに、これほどテイストの違う映画になるのもやはり監督の違いというか、面白い対比です。
徹底してリアルな映像を追求したらしいという監督のこだわりが、ちょっとキューブリック風にも思えます。たぶんキャリアの最盛期で、潤沢な資金があったのでしょう。
今なら有無を言わさずCGでゴマかすでしょうから、こんな贅沢な映像はもう見られないのでしょうね。
それはまるで不思議で優しい絵本
今更ではあるがティム・バートンの独特な世界観を久しぶりに見たいと思って鑑賞
冒頭から不思議な世界観に個性的な登場人物
そうそうこの感じが観たかった
ただこの作品はいい意味で期待を裏切ってくれました
ティム・バートンの不思議で荒唐無稽なダークなファンタジーを詰め込んだビックリ箱みたいな父と、現実主義な息子、対極にあるような存在の2人が物語に奥行きをもたせてる
そして物語を見終わった時
しっかりしたヒューマンドラマを見たような感動と不思議なファンタジー世界の共存に、思わずテレビ画面の前でスタンディングオベーションしてしまうでしょう
やっと見た
何度レンタルしても見ずに返却して疎遠だったが、ようやくUNEXTで見た。ら、イメージと違ってて残念だった。父親役の俳優があまり好みじゃなかったし、なんだかなー、、って不完全燃焼な作品だった
ティム・バートンは少し苦手なのだが、これは観やすくてよかった。ほど...
ティム・バートンは少し苦手なのだが、これは観やすくてよかった。ほどよい感じがよかったのかな。
ほら話ばかりの父親に嫌気がさしていた息子が、父親の死期が近づいたことがきっかけに、父親のことを知り、ただのほら話だけではなかったこと知っていく。
そして自分の子にも伝えていく。親子の絆が描かれている。
若い頃の父親ユアン・マクレガーが母親に一面の水仙を贈るシーンは素敵だった。
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