イン・ザ・ベッドルームのレビュー・感想・評価
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憎しみがそれほど・・・
亡くした息子を想う夫と妻。夫マットは医者でもあるため理性的であるが、妻は厳しくしつけて理想的な息子に育て上げたという自負を持つ。二人の息子に対する接し方は違ってはいるものの深い親子愛には変わりない。しかし、殺人事件の犯人に対する憎しみは画面からは伝わってこなかった。国民性、宗教上の違いはあるが、いきなりには感情を表に出さなかったのは眠気を誘う。
後からジワジワ映画の内容を反芻させる映画だったと思います。殺人のシーンにはそこから推理サスペンスを思わせる手法であったのに、淡々としたドラマの雰囲気は変わらなかった。全体的なバランスが悪いのだろうか、いい素材であるのに緊張感が途切れてしまう内容だ。
丁寧な心理描写に緊張感あり
真夜中~夜明け~朝にかけての風景のかわりかたがひとりの男の変わり様に沿っていた。犯人と車中二人きりのシーンを除いて音楽が全くなく、それだけ淡々とした現実味があった。息子を銃で殺した犯人と後日自分の住む街中で出会うおぞましさは想像に難くない。
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