「老子曰く」バンディッツ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
老子曰く
老子曰く・・・などと中国思想家の言葉も引用するジョー(ウィリス)。無鉄砲で計画性のない男だが、この老子思想が役に立ったのだろうか、柔軟すぎます・・・そして、考え込みやすい性格なのについついペースを乱されてしまうテリー(ソーントン)。ミキサー車で脱走し、住宅地も荒らしまくり、一軒の家に居座ってしまう。高校生の男女がいちゃつく中、テレビには『大脱走』の映像。
スタントマンのハーヴィもよかったが、結婚生活に飽きたケイト(ブランシェット)も面白い。ボニー・タイラーの歌や俳句の話で盛り上がってジョーとできちゃうのだが、「お泊り強盗」としてTVで注目の的であることを知って、そのまま彼女を仲間に加えてしまう。結局は三角関係になってしまうが、ビリーボブのコメディアンぶりがなかなか素敵。最後には(冒頭でもちらっと出てきた)罵り合って撃ち合う二人。結局はコミカルな恋愛劇の末の悲しい結末。と思わせておいて見事な逃走劇が続けられる・・・スタントマンも最後には活躍する。そのピンクの靴に恋するハーヴィを演ずるのはトロイ・ギャリティ。ジェーン・フォンダの息子というサラ部レットだし、今後も活躍しそう。
殺される1日前の独占インタビューという形式をとっているが、それほど効果的ではない。
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