「俺たちに明日はある」バンディッツ Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
俺たちに明日はある
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総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
本格的犯罪ものなのかと思ったら、実際は緩い喜劇調の作品だった。
銀行強盗を繰り返して『俺たちに明日はない』で映画化されたボニーとクライドの現代版を意識しながら、自分たちは英雄ではないと言い切るところが当時と異なる現代的価値というものだろう。誘拐された女が洗脳されて強盗団に入って一緒に強盗をしたというのも実際に起きた事件で、過去の事件を意識して脚本が書かれたと思われる。
ただし衝撃的な銃撃で終わったボニーとクライドたちと結末も異なり、そんなことが都合よく出来るわけがないだろうというお目出度いものになっていた。もっともそこまでに張られていた伏線に気が付かされて成程なとは思わされた。犯罪活劇を期待すると駄目ですが、まあ楽しい作品です。
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