「【ゴダールとアンナ・カリーナのコンビが贈るコメディタッチの犯罪協奏曲】」はなればなれに(1964) NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【ゴダールとアンナ・カリーナのコンビが贈るコメディタッチの犯罪協奏曲】
■冬のパリ。フランツとアルチュールは親友だが性格は正反対。
2人はオディールに一目惚れする。
そんなある日、オディールが叔母ヴィクトリアの家で愛人ストルツが隠している大金を見たことから、3人は強奪計画を立てる。
◆感想
・無音の1分間が入ったり、突然フランツとアルチュールとオディールのダンスが始まったり。可なり実験的な作りが横溢している。
・当時のパートナーだったオディールを演じるアンナ・カリーナが、「女は女である」「女と男のいる鋪道」とは、印象が違う。
・当時は、これが先鋭的と思われたのかもしれない作品である。
<ジャン・リュック・ゴダールの諸作品は、私にとっては面白い作品と、アヴァンギャルドな作品と別れるのである。今作は後者である。>
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