劇場公開日 1999年12月18日

「殺陣の美しさと美男子」御法度 Bluetom2020さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0殺陣の美しさと美男子

2023年2月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

なんともチンケなお題だけど、本当にそう。木刀殺陣の迫力と爽やかな美男子、そのギャップに酔う感じ。大島監督らしいはっとする様式美シーン。印象に残ったのは、松田龍平のうしろ姿越しに切り出した寺の屋根、茜雲、ラストの居合い抜き。この時間帯の居合い抜き、なぜか黒澤の椿三十郎を思い出した。
新撰組映画なのに、切った張ったはほぼなくて、それでいて微妙な緊張感。大島監督らしいかな。
出演者は松田龍平も武田真治もカッコいい。亡くなった名優や早くから主役級になったり名バイプレーヤーで活躍中の俳優も。20年以上の時を経て、キャスティングの能力をかんじる。

Bluetom2020