「"Underground comics"」アメリカン・スプレンダー 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
"Underground comics"
己の身を削りながらな訳でもなく自身の周りで起こる出来事を漫画にする原作者、この類はロバート・クラムの認識しかなかったら劇中に登場するしハービー・ピーカーにとってグラフィックノベルの道標でもある存在。
実物とは似つかないポール・ジアマッティのキャラクターに愛嬌が、ドキュメンタリーの部分での本人にも愛嬌が、周りのキャラも逸品で漫画にするには申し分無し、半自伝的物語としてマジメにも滑稽で可笑しかったり、養子にしてからの終盤は和めたり少し感動も!?
小説でも詩でもなく作画を様々に自分の日常を物語としてコミックにする漫画原作者、脚本家でも成功しそうで、それだけアンダーグラウンド・コミックスでしか表現出来ない理由は本作を観れば納得させられる。
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