「少女が女になる頃の、あの匂いがぷんぷんする」アメリ きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
少女が女になる頃の、あの匂いがぷんぷんする
ファンタジーかと思えばセックスシーンが凄くてねぇ。
だから子供と一緒に観るのは敷居が高い作品ですよ。デートで観るのもちょっと気まずいかも。
でもそこがジュネ監督のフランス映画たるところ。
夢見心地な少女が幼少期を卒業してだんだん成熟していく頃の=ちょうど”端境期“を見つめた、
でも誰にでもあったはずのそのシーズンを撮った、他にあまり例のない傑作だと思います。
ジュネ監督は「ロング・エンゲイジメント」でもオドレイ・トトゥを起用。そこでは彼女は新妻の役でした。
ドリームや遊びどころではない、厳しい大人の現実に対峙する新妻の役でした。
「アメリ」は、もう子供ではなくなってしまう時期。子供時代へのサヨナラの映画なのです。
・・
オドレイは出演作は多くはないけれど、ジュネ監督はオードリー・ヘップバーンがもしフランス人であれば、アメリ役をやらせたかもよ。名前も同じだし。
ないか!
こんばんは。
コメントありがとうございます。
もううん十年も前は単館とか言ってましたよね。
ミニシアターのこと。
私の若い頃はオシャレな先輩達が集まる場所で、ちょっと背伸びして通っていたのを思い出します。
情報交換の場でもあったし、色々刺激的な事もありましたw
映画館なのに映画を観るだけじゃない楽しみがありました。
映画とセットで!
劇場も記憶に残っています。
小さな劇場が無くなっていくのはさみしいですが、今では近場のシネコンに通う日々なので、少し複雑です(だって車で15分圏内に3箇所もシネコンがあるんだもん)
きりんさんへ
共感とコメント、ありがとうございました。そして、またまたユニークな御意見を頂きました。
アメリの行動ねえ、
①子供であればだれでも想像はするけど、すぐにはアメリのように実行しない分別を持っている。
②他人の家に忍び込んでの行為は、子供だったらイタズラですむけれど、22歳のアメリがったら完全な犯罪。
などと、もう頭の硬くなった小生にはとてもついていけませんでした😊
また、きりんさんの貴重な御意見を期待いたしております。





