「作りこみと鮮やかさのバランス」アメリ 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
作りこみと鮮やかさのバランス
監督のジャン=ピエール・ジュネはマニアックな人だと思うけれどこの映画は奇跡的なバランスで成り立った鮮やかさがある。
全編に美意識が貫かれている緻密な作りこみ。
観るものを片時も飽きさせないと考えているような濃密さ。
そんな映画は時に肩が凝るのだけどアメリはちょっと違う。
それはオドレイ・トトゥの魅力によるところが大きかったと思う。
真っ直ぐで大きな黒い瞳が魅力的。
フランス映画ならではのビターさもありつつ
あと一歩を踏み出したいと考えてる人へのエールが心に響いた。
男性にもオススメしたい映画でした。
コメントする