「シアワセは誰かのまちがいから」アメリ Marizzaさんの映画レビュー(感想・評価)
シアワセは誰かのまちがいから
緑がかった地下鉄。オレンジ味を帯びたアパートメントの一室。世界を旅する小人。紅茶で染められたレター。
カフェの机にこぼれるシュガー。
挙げだしたらキリがないが、『アメリ』の世界には端々にファンタジーが散りばめられている。
この作品、実はあるバイヤーがポルノ映画とまちがえて日本に渡ってきたのだとか。
1人の勘違いが、国内で社会現象を呼ぶほどたくさんの”シアワセ”をお裾分けにする形になるとは…。
幼い頃にはVHSで。数年前にサブスクで。
今回3度目にしてはじめて劇場で鑑賞🍿🎬
今回印象的だったのは謎の男の正体。
見たのは3度目のはずなのに、あの正体が腑に落ちたのは今回が初めてな気がする。
何せ、スクリーンの端から端までみることに集中してしまって、物語まで追えない時があるのだ。
特にこの作品に於いては。
毎回好きなのは景色の綺麗な公園で、ニノを誘導するシーン。
変わらない愛しい映像と、改めての気付きを与えてくれ、
観るものの心をほっと穏やかに包んでくれるこの映画は、ずっと後世にも伝えてきたい。
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