名もなきアフリカの地で

劇場公開日:2003年8月10日

解説・あらすじ

第2次世界大戦下、ナチスから逃れるため祖国ドイツから、アフリカへ渡ったユダヤ人一家。その幼い娘レギーナは、料理人である現地民オウアや、周囲の子どもたちとの交流の中で、たくましく成長していくが、彼女の両親には複雑な思いがあった。監督は聴覚に障害を持つ両親と暮らす少女を描く「ビヨンド・サイレンス」の女流監督カロリーヌ・リンク。長期ロケを敢行してアフリカの大地のさまざまな顔を映し出す。

2001年製作/141分/ドイツ
原題または英題:Nowhere in Africa
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:2003年8月10日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第75回 アカデミー賞(2003年)

受賞

外国語映画賞  

第60回 ゴールデングローブ賞(2003年)

ノミネート

最優秀外国語映画賞  
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映画評論

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映画レビュー

3.5 何が描きたいのか見えてこない

2026年10月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

映画を観ると、その作品のテーマは何かとか、何が言いたいのかとか、表現したいものは何かを考える。もちろん、アクション映画のようにそもそもテーマなんてない作品もあるわけだが、この作品に関しては何かしらある、と思いたい。
しかし、イマイチ何も見えてこないのである。
何も感じないわけではない。ところどころ感じるものはあるし、全く理解不能ということもない。ただ、作品全体を貫く訴えたいものが分からないのだ。
原作の方の体験を元に描かれているらしい本作。それを考えると、ただ、自身に起きたことを脚色して描いただけで特に言いたいことがあるわけではないのかもしれない。いわゆる個人の回顧録のようなものなのだろうか。
ナチスの迫害を受けてアフリカの地へ逃げた家族という、実に面白くなりそうな起点にしてはあまり中身を感じられず、その点は非常に残念だ。

それでも全くつまらないわけでもなく、そこそこドラマチックで、そこそこ興味をひかれる部分もあり、特に退屈はしなかった。
もしかすると、何かあるんじゃないかと身構えながら観ていたから面白いような気がしているだけかもしれないけれど。

一応、一つだけ感じたことを書くとするならば、自分の利益ばかりを追求することで生まれる心の貧しさについてだろうか。
そもそも迫害というのが、突き詰めれば自分の利益の追求からくるだろうし、自分のことばかりを考えると知らず知らずのうちに身近な人を不幸にすることもある。
言いかえるならば、他者に優しくすること、他者に与えようとすること、そういったものが自分の豊かさに繋がるのではないだろうか。
心の豊かさの輪は身近な人から広がって、この作品の中で起きた半分くらいの不幸なことは起こらないのかもしれない。

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つとみ

5.0 状況がまるで分かっていない妻を、苛立ち落胆しながらも、ガス室から救い出そうとした夫の物語。

2026年8月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

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そして夫唱婦随を拒んだ妻の物語。

「夫婦とは、2つの開封されていない小包が一緒に旅をする事なのだ」と、夫が収容所で述懐しているシーンが、僕としてはまず共感の極致だ。

この映画はナチスドイツによる「ユダヤ人迫害」と、もうひとつ、つまり「分かり合えない夫婦の問題」。
この2つの重たいテーマを重層的に魅せるものなのだ。
だんだんに小包が解かれ、相手の素性を知ってしまう辛さは、戦時であれ平時であれ結婚の宿命ではあるけれど。

・・

背景は複雑なのだが、よく表現出来ていてまったく混乱はない。
つまり
・ドイツ本国でのストーリーではなく、
・英国領ケニアでの、
・敵性外国人ドイツ国籍でありながらの反ナチの亡命ユダヤ人の物語。
このなんとも複雑なシチュエーションで、しかし81年前には世界の各地で、歴史の表舞台には上がって来ないけれども、確かに個々の家庭で起こっていた「家族の戦火」を見せてくれた意欲作だと思った。
これも「それぞれのすずさん」なのだ。

アメリカ兵として勇猛果敢に戦った黒人部隊の事を思い出す。
また同じくアメリカ軍の、武勲で米国に応えた日系人部隊、そして強制収容の事も。
それらのセンシティブな戦争が、あの頃、ここアフリカ・ケニアにも有ったという事だ。

・・

妻イエッテルは終盤
牛の生け贄の儀式に加わりながら、現地の異文化と、異なる宗教の侵しがたい存在に気付いて、はっきりとそれらを受けいれてリスペクトする自分に変容する。

そして新しいパートナーを選ぶべきか、ケニアに残るべきなのか、
また感性では折り合えない夫に追いていくべきなのか。
このまさかの迷いで映画は終わる。

・・

レギーナちゃん=作家シュテファニー・ツヴァイクの実話・自伝の映画化とのこと。
俳優たちのドイツ語〜英語〜そしてスワヒリ語の流暢な習得が美しい。

娘レギーナのモノローグと視線がストーリーを牽引する。
レギーナは幼少期と10代と 別個の子役が演じているのだが、びっくりするほど自然な成長ぶりだった。

ご本人=シュテファニー・ツヴァイクは、英語とスワヒリ語のほうが無理なく使えるようになっていたため、帰国後のフランクフルトでは改めてドイツ語を学び、今では学校の先生だということだ。

何気ない家族のアルバムだが、背景の要素が実に多彩で彼らの光景に飲み込まれた。
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きりん

2.0 今ひとつ

2026年7月22日
PCから投稿

単純

カワイイ

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mysha

2.0 見た。

2023年12月31日
PCから投稿
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プライア

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