「二番煎じ感は否めないが、それでも僕らのゴーストバスターズが帰ってきた!」ゴーストバスターズ2 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
二番煎じ感は否めないが、それでも僕らのゴーストバスターズが帰ってきた!
害虫駆除のノリでゴースト退治!
僕らのゴーストバスターズがカムバック!
1989年の5年振りの続編。
前作同様久々の鑑賞で、所々覚えていたり、忘れていたり。
あれから5年経ち、ゴーストバスターズはすっかり廃業状態に。メンバーも冴えぬ日々に戻っていた。
そんな時、再びNYを珍現象が襲い、すったもんだあって、ゴーストバスターズ営業再開…!
ゴーストバスターズを毛嫌いしていた裁判長の目の前にゴーストが現れ、裁判長に助けを乞われ、バスターズがメカを久し振りに手にし、ゴーストを退治するシーンにスカッと。
営業再開して街を駆けると歓声を浴び、やはり彼らは街の人気者。
それでもまだまだ分からず屋が居て窮地に陥るが、クライマックスの一大事に立ち向かえるは、ゴーストバスターズ!
よく言えばノリは変わらず、悪く言えば本当に何の変わり映えナシ。
今回も楽しいっちゃあ楽しい。
が、展開もほとんどパターン化。ヒット・コメディの宿命。
今回の敵は、現代に蘇った300年前の魔王。
顔はスゲー怖いが、前作のラスボスほどのインパクトに欠け、これも二番煎じ。
ラストはNYのシンボル、自由の女神像が動くが、奇抜さもユニークさも前作のマシュマロマンを超えられなかった。
でも、自由の女神像に乗っての“ラブ&ピース作戦”は『ゴーストバスターズ』らしいノリで嫌いじゃないけど。
ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミスの掛け合いは安定。
今回、リック・モラニスの出番が増えて笑わせてくれる。晴れてバスターズとして出動…!?
何だかんだ言って、この面々や雰囲気が楽しいんだな。
元気な女性バスターズにバトンタッチする前に、もう一度だけでもいいからオリジナルメンバーでの活躍を見てみたかった。