「平均的な出来か。」16ブロック 孔明さんの映画レビュー(感想・評価)
平均的な出来か。
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「ダイ・ハード」から幾星霜、我等がブルース・ウィリスが「アル中の中年刑事」として帰って来たぞ!
夜勤明けの疲れた身体に頼まれた仕事は「裁判の証人となる男を16ブロック先の法廷まで護送すること」。
それは新米刑事でも出来るような簡単な任務のはずだった。
けれど、途中何者かの襲撃を受ける!なんと味方のはずの刑事たちが証人の男を消そうとしていたのだ。
証人は警察の不正行為の目撃者だった。彼の証言は多くの刑事たちの寿命を縮めることになる。
ジャックは男を法廷に連れて行くために同僚たちに反旗を翻すのだが・・・・。
簡単に言うと、この話は「堕落し、人生をドロップ・アウト仕掛かっていた2人の男の再生の物語」だ。
犯罪を重ねて刑務所を出たり入ったりの男と、酒に溺れ身体の自由も利かない夢も持とうとしない無気力な男とが出会い、互いに協力することで困難を乗り越えていき、生きることの素晴らしさを知っていく。
ただ・・ラストに持っていくまでの追い詰め方にハラハラ感が足りない。
バスを取り囲まれた時点で本来もう終わりのはず。
何で脱出できたのかが、そもそも不自然で説明も訳わかめ。
目的地が比較的近いこともあって、追い詰める敵方も大規模な作戦を展開する・・・というわけにもいかずに中途半端に話が終わった感は拭えない。
ただ主人公も実は敵方と・・・・という点は驚いたけどね。総合的には「平凡な作品」ですね。
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