劇場公開日 1981年4月4日

「ヒッチコック監督『サイコ』(1960)へのオマージュがふんだん」殺しのドレス 矢萩久登さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ヒッチコック監督『サイコ』(1960)へのオマージュがふんだん

2024年8月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

目黒シネマさんにて「~ブライアン・デ・パルマ 傑作選~」にて『キャリー』『殺しのドレス』『ミッドナイトクロス』の初期傑作3作品上映(2024年8月11日(日)~17日(土))

『スカーフェイス』(1983)『アンタッチャブル』(1987)『カリートの道』(1993)『ミッション:インポッシブル』(1996)と傑作・名作豊富ですが今回は初期~中期の傑作3本立て。

『殺しのドレス』(1980)
デ・パルマ監督が師事しているヒッチコック監督『サイコ』(1960)へのオマージュがふんだんですが、美術館のステディカムの演出、分割画面を活用するなどデ・パルマ監督らしい演出も見どころでしたね。
前半はアンジー・ディキンソン、後半はナンシー・アレンがとにかく魅力的。
特にナンシー・アレンは『ロボコップ』(1987)のルイス巡査の勇猛なイメージが強いですが、当時はデ・パルマ夫人として監督のミューズでしたね。

矢萩久登