「大人向けに作ることの限界点が徐々に現われていた」X-MEN2 あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)
大人向けに作ることの限界点が徐々に現われていた
2003年アメリカ映画。136分。2011年24本目の作品。前作のスタッフがほぼ全員引き継いだ人気アメコミの映画版シリーズの2作目。
内容は:
1,ある元軍人の男がミュータント撲滅を図る。
2,男はミュータント学校の校長の特殊能力を操る。
3,その計画を知ったミュータントたちは対立を超えて結束し、闘う。
136分とはアメコミものにしては長いです。確かに登場人物が増え、ストーリーも壮大になっているので仕方ないのかも知れませんが、逆に言うと、本作の監督、ブライアン・シンガーは欲張りすぎたのかもしれません。というのも、随所にスクリプトの粗さを感じたからです。
それでもミュータントたちがそれぞれの特殊能力を使って闘うシーンは観てて楽しいので退屈はしなかったです。
前作ではブライアン・シンガー監督独特のムーディーなタッチがありましたが、本作はそれがかなり削られていたのが残念。これではシンガー監督が普通の監督です。
まあ、それでも退屈はしなかったですよ。
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