「学校から脱出したときの青いスポーツカーはマツダRX-8」X-MEN2 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
学校から脱出したときの青いスポーツカーはマツダRX-8
歴史的にも平和的共存は人類が苦手にしてきたことである。人間との戦争は必然だとする考えと、人間との戦争を避けようと努力するミュータントたち。
大統領暗殺をしようとしたミュータントのカートは何者かに操られていたようだったが、それをジーン・グレイ博士(ファムケ・ヤンセン)とストーム(ハル・ベリー)が探しに行く。ミュータントを操って悪事を働いていたのは、かつてウルバリンを改造したストライカーだった。チャールズもサイクロプス(ジェームズ・マーズデン)も捕らえられ、巨大な装置セレブロをも奪われてしまう。エグゼビアの学校も彼の軍隊に襲撃され、生徒が数人拉致される。逃げた面々とカートを連れ帰ったジェット機も軍隊に墜落されそうになるが、意外な援軍によって救われた。
前作では旧友でありながら敵であったマグニートー(マッケラン)であったが、ミスティークとともに彼らを助けてくれるシーンがよかった。ウルバリン、ジーン、スコットという三角関係にありながらのキスシーン。そしてミスティークが変身してウルバリンに迫るシーンなど、恋愛劇も取り入れ、ウルバリンの過去の秘密も探っていく内容。ミスティークが次に誰に変身するのかという緊張感もあり、なかなか楽しめる。ダムの決壊によって自己犠牲の精神でジーンが死んでしまった・・・
ラストは静かな終わり方なのですが、戦争の道を選ぶかどうかをホワイトハウスで大統領に対話による解決で委ねるところなんて、ミュータントの傲慢さが出ていなかったところが平和的だった。仲間になったとばかり思ったマグニートーとミスティークは結局人間たちと戦争を起こしたかっただけだったなんて・・・それにしてもどこへいったんだ?