劇場公開日 2005年6月29日

「豪華どころが揃っていてもけっこうな駄作」宇宙戦争 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5豪華どころが揃っていてもけっこうな駄作

2013年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

総合:30点
ストーリー: 25
キャスト: 65
演出: 50
ビジュアル: 65
音楽: 60

 うーん、くだらない物語だ。とても21世紀の映画とは思えないすごい古臭い物語だと思ったら、原作は本当に古い話だったようで、しかも映画のほうもリメイクだったようです。宇宙人もしょぼくてくだらないし、なんの力もない個人に焦点が当たっているのもつまらない。だからその個人が物語の結末に影響がないのも仕方がない。
 新しい作品だけあって映像技術などはいいのだろうが、それでも登場するもののデザインがやはり古臭い。地下室に人がいるかどうか確認のために敵の目が侵入してくる場面なんかでも、こんなに大きくて相手に発見してくださいと言わんばかりの偵察隊なんか普通いないよというデザインでかなり白ける。

 まだ映画全体の質の低かった昔ならとにかく、現代の有名どころが作ってるのに、それでもこれほどの作品が出来ちゃうんだというかなり標準以下の駄作でした。こんな古い物語を古いデザインで21世紀にリメイクする必要があったのだろうか。スピルバーグってこういう内容の無いくだらないものがけっこう得意だと思います。似たような作品でメル・ギブソンの「サイン」というのがありますが、これでもそれよりは多少ましという程度です。

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Cape God