劇場公開日 2002年8月10日

「米露全面核戦争の危機の政治サスペンス映画だが、小説の面白さに止まる」トータル・フィアーズ Gustavさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0米露全面核戦争の危機の政治サスペンス映画だが、小説の面白さに止まる

2021年2月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

「フィールド・オブ・ドリームス」のフィル・アルデン・ロビンソン監督作品。米露全面核戦争の危機を描いた政治アクション映画。ベン・アフレックが二大国の大統領を説得して阻止しようと孤軍奮闘する若きCIAアナリストを好演していて、緊迫感溢れるサスペンスが見所。しかし、それ以外の俳優が役柄に合っていない。カメラワークもアップサイズが多すぎて客観的な視点が少なく演出にメリハリがない。トム・クランシー原作のストーリーの面白さのみ印象に残るという事は、この題材にして映画化は失敗している。小説の世界で終わっている。

Gustav