「日本版の勝ちだけど、これもこれで怖い」ザ・リング チラノサウルスさんの映画レビュー(感想・評価)
日本版の勝ちだけど、これもこれで怖い
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個人的にいうと、冒頭はかなり好き。
ケイト死亡シーンは、かなり長かったがめちゃくちゃ怖かった。監督の写し方がまたいい(死顔もすごくリニューアルしてて、日本版とは比べ物にならないくらい怖い顔だった)。
そして呪いのビデオ!日本版の映像プラスオリジナル映像がうまい具合に混ざっており、その後ターゲット中から電話も、日本版の2倍怖い。
そしてターゲットの症状!日本版にはそういうのは一切なかったが、これから死んでいくのだという恐怖を、監督は見事に映し出したとおもう。
しかし、クライマックスに関しては個人的にいうと好きではない。
最後の方の井戸のシーン、なんかまるでレイチェルがサマラの遺体を見つける直前に、リングが見えたりテレビが点滅したりしているが、彼女の呪いはもうとっくに解けているのだ。
そしてノアの死亡シーン。
サマラの動き方が人間っぽすぎて、そんなに怖くない。おまけにエイダンがめちゃくちゃやばい超能力を持っているかのように喋っていて、訳がわからなかった。エイダンが感じるなら、同じく呪いが解けていないノアも感じるはずである。
これは決定的で、今まで怖かったのが急に怖く無くなってしまった。
そしてラストのダビングシーン。あれは、親に見せるから怖いのであって、そのシーンがなければ全然怖くないのだ。
と言ったシーンがありまして、日本版の方が怖いという結論にたっした。ただ、これもかなり怖いので、日本版と比較して見てみるのも、なかなか面白いと思う。
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