劇場公開日 2003年6月7日

ザ・コア : 特集

2003年6月4日更新

古くから、映画の世界には「人類滅亡の危機」をテーマにしたパニック映画が存在する。まあ、危機の原因は、核爆弾や宇宙人、怪獣や細菌からゾンビまでいろいろあって、もちろん荒唐無稽なものも中にはあるが、ここ数年、VFXの進化によって「人類滅亡」ジャンルはかなり元気な印象を受ける。

それらは、大まかに「アルマゲドン」「ディープ・インパクト」などの彗星・隕石パニック類と、「インデペンデンス・デイ」「サイン」などの宇宙人・UFO類と2大勢力に分類できるのだが、ここに来て無謀にも(?)第3勢力が登場してきた。

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「ザ・コア」に描かれる人類の敵は隕石でも外敵でもなく、地球自身。母なる大地が人類を滅亡の淵に追いやるということらしい。どうする人類? ということで、過去の人類滅亡映画の滅亡のシナリオと解決の手段をいくつか検証し、今年最大の衝撃に備えよう。大きな地震もあったことだし。

パニック映画の定番、「人類滅亡映画」の傾向と対策

(編集部)

「メテオ」(79年)

●傾向:小惑星群に彗星が激突、飛び散った破片は直径8キロの巨大な隕石メテオを中心に地球に向かって直進してしまう。衝突まで約1カ月。

●対策:メテオの軌道を変えようと、アメリカ、ソ連の武装人工衛星の核ミサイル(「ハーキュリーズ」と「ピョートル大帝」)で迎撃。

●解説:ショーン・コネリー主演。冷戦下だけにお互いに腹割らないでいるうちにえらいことになり、最後の最後で「えー! ソ連たら、ミサイルそんなに隠し持ってたのか!」みたいなオチで。

「インデペンデンス・デイ」(96年)

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【DVD】¥3980(税抜)/期間限定価格/6月19日発売
発売:20世紀フォックスホームエンターテインメント

●傾向:タコ型異星人襲来。巨大なUFOを全世界の都市に展開し、一斉攻撃。

●対策:大統領自ら戦闘機で出撃する一方、コンピュータ技師デビッドが異星人のマザーシップにコンピュータウィルスを注入。

●解説:グロい宇宙人にほとんど滅亡直前まで追い込まれる人類。大統領が自らやっちゃうアメリカ万歳の権化のような映画。でも、都市を覆う巨大円盤は圧巻の一言。

「ディープ・インパクト」(98年)

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【DVD】¥1980(税抜)/期間限定価格/7月25日~9月30日
発売:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

●傾向:巨大彗星が地球に接近。1年後に衝突。

●対策:政府は地下巨大都市アークを建造。でも100万人しか入れない。一方米ロが共同で作り上げた宇宙船「メサイア&オリオン」号が迎撃に向かう。

●解説:津波のシーンが出色。「アルマゲドン」と違うのは彗星ってこと。でかいんだね、周回軌道が。とにかく地上の人々が混乱あり、選民ありで悲喜こもごも。泣けるパニック映画=「泣きパニ」というジャンルを確立。

「アルマゲドン」(98年)

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【DVD】¥3980(税抜)/発売:ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

●傾向:テキサス州に匹敵する大きさの小惑星(アステロイド)が時速3万5000キロで飛来。残された時間はわずか18日。

●対策:小惑星の未知の土を掘り、地下240メートルに核爆弾を埋め込み爆発させること。NASAはシャトルで石油採掘のプロ14人を宇宙へ送り込む。

●解説:小惑星の露払い的隕石の飛沫が、世界を混乱に陥れるシーンは圧巻。ブラッカイマー×マイケル・ベイのコンビなので話はかなり大味だが、エアロスミスの主題歌の功績は大きかった。あの曲だけでいまだに泣けるもん。

とにかくアメリカ人ほど人類滅亡を考え、楽しんでいる国民はいないだろう。だがしかし、人類滅亡はハリウッドの専売特許ではない。我々日本人も“やってしまって”いるのである。

特集2 ~パニック映画の定番~「人類滅亡映画」の傾向と対策(2)

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