ターミナル(2004)のレビュー・感想・評価
全153件中、1~20件目を表示
人との繋がりは一歩を踏み出す勇気となる そして真っ直ぐな心の大切さを感じる映画
パスポートが無効になり、空港ターミナルに住まざるを得なくなった主人公とターミナル内の従業員達との交流が描かれている物語。
諦めずに生きて行く主人公の純粋で真っ直ぐな性格、諦めない気持ちがまわりを巻き込み、人気者へなっていく。
そして主人公との交流で周りも行動をし変わっていく。
見つからないように細々と過ごしていた清掃員も
最後には主人公のために動いた。その姿はとても心を動かされるシーンだった。
それを見て、主人公も動き出す。
誰かのため、人との繋がりは1歩を踏み出す勇気となると感じた。
最後にはターミナルのたくさんの人から愛され応援される主人公。
真っ直ぐで誠実で、人を助けようとする優しさを持っている。そんな彼の人柄だからこそたくさんの人が集まり応援されるのだと感じた。
そして何より『待つ』ということがキーワードになっている。
真っ直ぐな心で、自分を信じているからこそずっと待つことが出来る。
楽しみながら待つ。とても大変な状況の中、主人公は心の余裕があるようにみえた。
客室乗務員と主人公がナポレオンの話しを重ねるシーンでは
とてもポジティブな返答がユニークで印象的だった。
受け取り方でマイナスにもプラスにも変わる。
主人公の心の余裕さがここにも出ているように感じた。
客室乗務員の『待つ』は複雑な気持ちになったが
主人公は心に余裕があるからこそ、自分を信じることができ、待つことができる。
時にはそんな『待つ』ということも大切だと思わせてくれた。
テンポも良くコミカルに描かれていて
とても楽しくほっこりする映画。
音楽もよかったです
本当にこんなことになったら、彼のように信念をもって生き抜けるかしら…と、主人公の強さに惹かれますね。
噴水のシーン。二人が影になり噴水の美しさが際立ったり、二人がアップされていくときに水面のきらめきが反射するような演出が、とても素敵でした。
ドロレスとのやりとりも面白かったですね。思わずクスッと笑っちゃいました。
また見たいなと思う作品です。
実話?
話が進むにつれ、しらけていく
実話が元だったような気がしたので、
空港で働く人々に受け入れられ好かれていく過程が、もっとリアルでハートフルなのかと思ってたら、
演出がコメディ調過ぎるのはまだしも、
改装中のフロアに出入り自由なのも謎だし、
勝手に内装替えてるのもあり得ないし、
直接アプローチされてないのにドロリスがプロポーズOKする理由も意味不明だし、
アメリアに事情話さないのもなんでやねん?だし、
ニューヨークに行きたい理由もグッと来ないし、
戦争終わったのにディクソンが頑なに入国させない理由もわからんし、
インドのおじさんも一時の感情で血迷いすぎだし、
結局不法入国してるし、
内容が非現実的で過ぎて
話が進むにつれ白けていくし、
長くて飽きるし、
なんか残念でした。
自分勝手に感じた
閉ざされた場所で何が出来るか
空港という閉ざされた空間の中で、ヴィクターが“希望と誠実さ”を手放さずに生き抜いていく物語。
法を犯さず、与えられた状況を受け入れながら、レストランのような空間を作ったり、恋のキューピッドになったり、一日一日を丁寧に楽しみながら暮らしていく姿がすごくよかった。
目的は、亡き父との約束を果たすという、派手さは全くなく、とても静かで個人的なもの。それでも彼は言葉も通じない中で努力を重ね、それをまったく見せず、気づいたら英語もぺらぺら。背中で語る熱い男だ。
ただ正直、自分だったらあの状況、無理。暴れまくって空港飛び出してると思う。
だからこそ、ヴィクターの「耐える強さ」「他者を思いやる余裕」に心打たれた。
実話ベースという点も衝撃的で、どんなに不自由でも、“自分の姿勢は自分で選べる”ということを教えてくれる映画だった。
帰る場所が無い怖さ
また見たい。
言葉も通じなくて、自分の国も無くて、
自分がこんな状況になったらと思うと悲しかったです。
自分の帰る場所が無くなるってどゆこと泣けるううう!
ちょっと長いのと、
いまいち缶をジャズの人?に渡す最後のシーンがよく理解できなかったのが残念。
13.8.12
昔友達の家で見たなあ懐かしい
何回見ても面白い3.8
全体として作品としての出来栄えが良い。創造性、ファニーな感じ、サバイバル感。そんな稼ぎ方がなどとても楽しく見ることができた。ハンバーガーがとても美味しく見えたし、ヒロインは可愛いし、そんな馬鹿なという展開もエンタメとしてみればドラマがあっておもしろかった。
こういった映画を見ると、作品として大事なのは映像グラフィックの解像度だけではなく、作品としてのクオリティの高さが大事なんだと思った。
空港生活を快適なものにする努力が観ていて面白い
随分前に観たとき、終盤空港で主人公ビクターが大勢の人間に見送られるシーンや、ビクターの帰国を阻止するべく清掃員のグプタが飛行機を止めるシーンが、いかにもお涙頂戴的で子供っぽく思えた。そのためあまり好きでは無い印象が強く残っていた。今回改めて観てみたが、やはりその印象は変わらない。
それから、空港の警備局主任のディクソンの人物像がいかにも分かりやすい悪役なのも、今作に対して子供っぽい印象を持ってしまう要因になっていた。執拗にビクターに対する嫌がらせに固執して、ビクターを擁護するグループと敵対する分かりやすい構図を作っているのが、安易な人物描写という印象を受けた。
しかしそれ以外のシーンは面白い。主人公ビクターが空港でどうにか生き残ろうと金を稼ぐ術を身に付け、独学で英語を習得し、その人柄で仲間を作る。何も無い状態からスタートした空港生活を、知恵を絞って快適なものにする努力が観ていて面白い。また、ヒロインのアメリアとの恋愛要素もストーリーを華やかにしていた。
終盤のビクター見送りシーンの登場人物を直接交流があった人間だけにして、ビクターの帰国阻止を仲間による粘り強い説得など別の理由にし、ディクソンの人物像をもう少し多面的な設定にしていたら☆4以上を付けたかもしれない。
とても面白いです!トムハンクスの演技がすごい!
空港という色んな人の想いと決断に溢れた場所で織りなされる、
ここから羽ばたいていく人にとても勇気を与えるコメディ作品!
トムハンクス演じる主人公ビクターは秀逸。
前向きに捉え、誠実に毎日を過ごす姿に感動しました!
空港にいるタイミングで“法の隙間”に落ちる主人公のような場面は実際にはあまりないのかも知れない。
けれど、ここから世界に飛び出して行くぞという人、
新しい環境でチャレンジしようという人にとても勇気を与えるストーリーだと感じました。
あなたももし、
言葉が通じず、知り合いもいない、
そんな環境にぽつんと取り残されたらどうしますか??
日々さまざまな人との出会いを経験していますが、
やはり、出会いが人生を彩ることやいかなる時も希望を見出して前に進んでいく強さを
この映画を通じて学びました。
そしてとにかく、若かりしキャサリン・ゼタ・ジョーンズがとっても美しいです!
おすすめです♪
タイトルなし(ネタバレ)
トム・ハンクスにはハズレが無いですね。
演技力は勿論ですが、脚本がとても良き。
ビクターを見ていたら助けたくなるような気持ちになるのはわかりますね。
限りある中で頑張るビクターが可愛かったし、少しこどものようにも見えた。
トムにああいう役をやらせたら右に出るものはいないかもしれませんね。
最初は言葉が分からなかったけど、段々と理解できている所でどれだけ長く空港にいたのかを暗に視聴者に伝えてるのもエモい。
無駄なシーンが無くラストもサクッと終わるのがキモチイイ。
なんとなくだけど、クリスマスに観たくなるような映画だなと思った。
自分の言語が通じない国
主役は愛せるキャラクター
全153件中、1~20件目を表示