「敵が女性型ターミネーターという設定に無理があった様な」ターミネーター3 Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
敵が女性型ターミネーターという設定に無理があった様な
ジョナサン・モストウ 監督による2003年製作(110分)のアメリカ映画。
原題または英題:Terminator 3: Rise of the Machines、配給:東宝東和、劇場公開日:2003年7月12日。
前作で少年だったジョン・コナー(ニック・スタール)が冴えない大人になっていて、とても可愛いが母の様な知性と逞しさも有する将来の妻ケイト(クレア・デーンズ)と出会って一緒に闘っていくという脚本はそんなに悪くないと思うのだが、大傑作の前作と比較して、随分と面白くないと思ってしまった。ジェームズキャメロンの関わりの有無で、ここまで違うのかもと。
クレア・デーンズはとても良かったのだが、将来の人類のリーダーであるはずのニック・スタールが魅了無しであった。そのオチの様な種明かしもあったが、やはり映画の面白さをかなり棄損してしまった気はした。
そしてやはり敵が女性型ターミネーター(クリスタナ・ローケン)という設定に無理があった気がした。女優さんは一生懸命に無表情で、強靭性を演じているのだが、強さを感じにくく、主演であるシュワルツェネッガーの活躍の印象が薄れてしまった。
監督ジョナサン・モストウ、製作マリオ・カサール 、アンドリュー・G・バイナ ジョエル・B・マイケルズ、 ハル・リーバーマン 、コリン・ウィルソン、製作総指揮モリッツ・ボーマン ガイ・イースト、 ナイジェル・シンクレア 、ゲイル・アン・ハード、キャラクター創造
ジェームズ・キャメロン 、ゲイル・アン・ハード、原案ジョン・ブランカトー 、マイケル・フェリス、 テディ・サラフィアン、脚本ジョン・ブランカトー 、マイケル・フェリス、撮影
ドン・バージェス、美術ジェフ・マン、衣装エイプリル・フェリー、編集ニール・トラビス ニコラス・デ・トス、音楽マルコ・ベルトラミ、テーマ曲ブラッド・フィーデル。
出演
T-850アーノルド・シュワルツェネッガー、ジョン・コナーニック・スタール、ケイト・ブリュースタークレア・デーンズ、T-Xクリスタナ・ローケン、ロバート・ブリュースターデビッド・アンドリュース、スコット・ピーターソンマーク・ファミリエッティ。