「アナキン悲しみの終焉とベイダー怒りの序章」スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐 オレさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アナキン悲しみの終焉とベイダー怒りの序章

2015年12月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

クローン大戦勃発から3年、激化していく戦闘の日々の中、妻パドメの妊娠を知ったアナキンスカイウォーカーは彼女が出産により死亡する予知夢に悩まされ、より強い力を求めるようになっていた。
そんな彼の目の前に現れた諸悪の根源シスの暗黒卿ことパルパティーンにより、フォースの暗黒面へ飲まれ、ダースベイダーと化していくアナキンを描いたスターウォーズ旧三部作の過去を描く新三部作のラストを飾る作品。

映画史上最も有名な悪役の1人であるダースベイダーの誕生を綴った3部作完結編。
何度見返してみても前作までのような楽しいシーンはなく、逃げ道のないアナキンの苦悩、言葉巧みなパルパティーンの誘惑、裏切れたパドメやオビワンの絶望など救いのない展開の連続で、結末を知っているというのも大きいが全体的に悲劇的な雰囲気に取り憑かれた作品だった。

クライマックスのアナキンvsオビ=ワンは凄まじく今作及び全シリーズを代表する名勝負かつ悲劇的な師弟対決だった。
完全に闇落ちしたアナキンに対してライトセーバー、フォース、体術の面で全て互角以上の戦いをみせたオビワンの底力と決着がつき、かつての師匠に対して憎しみを爆発させるアナキンに対して、弟のように思っていた、愛してたと普段の冷静な素振りを忘れた感情剥き出しのオビワンの表情が印象的でここで何度目かの涙腺崩壊笑。
また最後にパドメとアナキンが同じようなカットで同時に治療を受けている対比の映像でさらに涙腺崩壊笑。

しかしこれだけファンの評価は高くても受賞してしまうラジー賞笑。
前作でもそうだったけど役的には主演なのにユアンマクレガーの名前に押されてキャスト的には助演の立場に追いやられ、終いには助演男優賞としてラジー賞を受賞してしまったヘイデンクリステンセンがなんとも不憫でいたたまれない存在だった。

2015年12月05日(土)1回目
2019年12月26日(木)2回目@Disney+

オレ