「I 've got a bad feeling about this. いわゆる新三部作の中盤戦。ここから物語は大きく動き始めます。」スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
I 've got a bad feeling about this. いわゆる新三部作の中盤戦。ここから物語は大きく動き始めます。
前作から10年が経過した設定。アナキンは大きく成長して、かなり生意気な若者に。この時もう19歳で反抗期という年齢でもなかろうに、師匠であるオビ=ワンに反抗しまくってます。そして久しぶりに再会したパドメに欲情しすぎ(笑)確かにパドメ演じるナタリー・ポートマンはスゴい美人だけど、お前仮にもジェダイだろっとツッコミ入れたくなるのは私だけではないハズ!!
物語序盤の発展した惑星の街並みはいかにもSF映画してて素晴らしいものがありました。CGの技術は前作から格段に進歩しています。オビ=ワンがアナキンの暴走運転に「いつかお前に殺される気がするよ」なんて軽口叩いてるのが、将来を予言してて印象的です。
中盤のアナキンとパドメのイチャイチャシーンはかなり退屈、と言うかジョージ・ルーカス今時こんなの撮ってて大丈夫か?と監督のセンスに不安を覚えました。パドメがアナキンに惹かれた理由はズバリ「顔」だったと後でナタリー・ポートマンが解説してくれてました。うーん、ドラマパートには才能なかったんですね、ジョージ。その裏で1人雨にも負けず頑張ってるオビ=ワンにエールを送りたくなります。
途中までの退屈を吹き飛ばすのが終盤の戦闘シーン!ジェダイの騎士が沢山出てきて敵を薙ぎ倒したり、薙ぎ倒されたりでてんやわんやしてます。そして、何と言ってもヨーダが強い!!カッコいい!!日頃は杖ついて歩いてても、戦闘になれば自分をフォースの力でアチコチ動かして早い早い。このヨーダを観れただけでも作品の価値が上がるというものです。
物語はとしては共和国でパルパティーンが絶対的権力を手に入れて、共和国に軍隊が作られ、と段々と不穏になってきています。敵方、味方も影で色々と操っているのはパルパティーン。頭いいな、この人。
退屈な場面は多大にあるものの、このまま最終の三作目に突入するためのブリッジ的な作品としてなかなか重要なエピソードだったのではないかと思います。