スパイ・ゲームのレビュー・感想・評価
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スパイも結局は「人の子だった」ということ?
相手にそれと悟られずに、相手が知っていることを聞き出す―。言ってみれば、それがスパイ(諜報員)の仕事ということでしょう。
そうすると、スパイの活動は隠密行動が鉄則であることは、当然のことのようです。
その意味では「〇〇〇は殺しのライセンス」みたいなことは、まったくのナンセンスといえそうです。死体が見つかり、捜査当局の介入を受けたりすると、自分の活動に支障が出たり、正体が露見してしまったりする危険を背負い込まなければ、ならなくなるでしょうから。
そして、相手が知っていること聞き出すためには相手と利害が共通しなければならないでしょうから、その意味で、ときには意図的に(計算づくで)利害関係を利用することも少なくないと思われます。
(利用できるときだけ相手を利用する―そんなスパイの活動をトム(ブラッド・ピット)がネイサン(ロバート・レッドフォード)を責める台詞が、作中にもあったと思います。)
それでも、ネイサンは失敗しかかったトムの救出を図ったのですね。ネイサンも(そして業務を通じて知り合った恋人?を救出しようとしたトムも)、「やっぱり人の子だった」ということでしょうか。
スパイをテーマとしたアクションものながら、そんな味付けも楽しめる一本だったと思います。評論子には。
仕事に冷酷なネイサンとスパイであっても人間味が残るビショップ。アク...
退職直前の伝説のスパイ。自らが育て上げ、袂を分かった愛弟子の救出作戦。
初めての鑑賞
伝説のスパイ、ミュアー(ロバート・レッドフォード)と、自らが育て上げ、後に袂を分かった愛弟子ビショップ(ブラッド・ピット)の物語
退職を迎えた日、ミュアーはビショップがCIAの指示なしに挑んだミッションに失敗し中国政府に捕らえられたことを知る
中国との関係悪化を恐れたCIAはビショップを見殺しにすることを選択した
ミュアーは自身の人脈を利用して救出を目指すがタイムリミットは24時間
ミュアーがCIA幹部から尋問を受け、それに回答するという展開で物語が進むので
ミュアーとビショップの出会いやこれまでの行動、なぜビショップが危険を冒してまで、中国の刑務所に潜入したのかが徐々にわかるように話が進む
ただ、最後の救出作戦の内容が全く説明がない
刑務所を停電させ、米軍兵士が強行突入しビショップたちが救出される
おそらく中国側には死傷者が出てると思うが、米中関係はどうなる?
アメリカ政府の方針に背いて軍を動かせるほど、ミュアーってすごい人なのか?
だったら普通にCIAが動いて救出できたのでは?
と思ってしまった
厳しいスパイの仕事
タイトルなし(ネタバレ)
むずい
むず過ぎる
他の人のレビューを読んでも何が起こってたんか
細部は分からぬ
スパイ物やから色んな事が複雑で…
手塩にかけた愛弟子だが、
貴方にはもうついて行けないと別れられ、
自分の定年退職日にその愛弟子が大事になったのを私財を投げ売りCIAを欺いて助けたって事は分かるけど、
ベースが分かるだけで中身をよく理解できないままなので結局楽しめずに終わってしまう…
読解力ほちぃ…
今、見てもおもしろい。掘り出し物を見つけた気分。
ロバート・レッドフォードとブラッド・ピットという
新旧二大スター共演のスパイ・アクション。
2001年公開ということで、今から20年以上も前の作品なんですが、
まったく色褪せていない印象。話が少し複雑過ぎる気もしましたが、
128分という長さも気にならず、楽しむことができました。
ジョーウォルシュの曲がベストマッチ、いいねえ。
今回、録画しておいたビデオで見たのですが、
この作品、それほど有名じゃないですよね。
タイトルがベタすぎないかな。原題もSpy Gameだから、
しょうがないんだろうけど、いい作品なのに、タイトルで
そんしているように思います。
宣伝に殺されてしまった佳作
新旧二大スター共演で光るレッドフォードの格好良さと気品ある演技
ブラッド・ピットと出世作「リバー・ランズ・スルーイット」の監督ロバート・レッドフォードが初共演した話題作。60代半ばながら変わらぬ格好良さと品のある演技のレッドフォードが素晴らしい。この年代のスターではやはり別格の気品ある演技力を持った名優と再認識する。そのスマートさに貫禄の味が漂う。ラストシーンの其々救出されたピットと彼女が、編隊のヘリコプター上で見つめ合うカットがいい。同調した音楽と監督トニー・スコットの演出が、最期を映画的に見事に締めくくる。但し全体としては、救出事件を簡潔明瞭に報告したレポートを読んでいるようで、軽快なカメラワークや無駄なカットのないシャープな演出が、時に観客の情感を置き去りにする。仕事が早い人の手腕がそのまま映画タッチになっている。
国家の裏をかいて弟子を救う・・
「作戦名は何だ?」「ディナー作戦です!」あの作戦名でブラピがレッドフォードが助けてくれたんだと気づく場面好きです! コツコツ貯めた老後の資金を弟子のために全て使ってしまうのがまた・・(涙)
非常な諜報の世界
をブラピ、レッドフォード二大スターがリアルさ満載で描いた作品。緊迫した、騙し騙されのコンゲームが繰り広げられる。沈着冷静、目的の為なら非常な決断を辞さないレッドフォード演じるCIA上司と一流の諜報マンに育てられたブラピ演じるエージェント。信頼し信頼される2人だが、ふとした作戦上、信念がぶつかり合い、2人は袂を分かつ。それから数年後若きエージェントはその原因となった愛する女を救出する際に中国に捕まってしまう。彼を救い出すために残された時間は24時間。レッドフォードは定年最終日全てのコネからスキル、私財まで投げうち、頭フル回転でその方法を探し出す。良くできた脚本と名匠トニー・スコット監督の確かな腕前で素晴らしい作品となっています。派手では無いが緊迫した雰囲気と緻密な頭脳戦の見応えは十分で過去作品の諜報物では一番面白かった。お勧めです。
ハードボイルド!
話の複雑さとテンポの速さが、日本人の私に不向き(笑)で、途中でこん...
親子にも思えるロバート・レッドフォードとブラッド・ピットのイケメン...
リアル・エージェント
ビル・ゲイツがコロナのステイ・ホームで6回も観たお気に入りの映画との紹介があったので観てみたら、昔、観たのを忘れていた。
スパイものといっても「ほんとのスパイは体より頭を使うのさ」というリアル路線なので地味極まりない、アバンタイトルの寸劇も007なら作戦成功なのだがいきなり失敗の真逆の展開、「スパイの飲み物はマティーニかい?」と聞くブラピに「いや、12年以上のスコッチさ」というレッドフォード、ジェームズ・ボンドを馬鹿にしたジョークだろう。
レッドフォードはCIAのオフィスに居て遥か中国の収容所のブラピを救い出すという知略のプロット、周りは信用ならない同僚ばかりだが世界にいる人脈は凄いし秘書も極めて忠実で有能、この辺がビル・ゲイツさんに受けたのだろう。
アクションシーンは回想としてハイライトのみで色々楽しめるのは奇抜な発想だが反面オフィスシーンが退屈に思えるのが難点だろう、なんだか分からない作戦名を付けたがるのも007への風刺なのか。CIAものは政治色が強く、ヒール役は内部の裏切り者か無能上司というのが相場だが、定年上司と育てた部下の絆の物語にしたのはレッドフォードとブラピありきのあて書きなのだろう。
とてもよかった
劇場公開時に見て以来2回目。ほぼ回想場面の映画だった。ラストは中国の刑務所からとんとん拍子で人質を救出していて、そんなことができるなら北朝鮮の拉致された日本人も同じ作戦でどんどん救出してほしい。でもとても面白かった。
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