スパイダーマンのレビュー・感想・評価
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初代、こんなに面白いのか!
私はまだ公開時は1歳だったので、なかなか見る機会が無く、トムホランドスパイダーマンからスパイダーマンシリーズを見始めました。
ですがこの前地上波で丁度やっていたのを見つけて観てみると、本当に面白かった。
まず、トムホランドスパイダーマンよりも格段に身体能力が求められることが多くビックリしました。しかもスーツも最初はパーカーみたいだったし…
よくある“なろう系”のような感じで、オタクの主人公が蜘蛛に刺されて身体能力up!というのは知っていたのですが、気持ちにより糸が出なくなったりするという設定は初見でした。
トムホの方は機械だったので(笑)
メリージェーンも最初は親友に取られていたなんて!結構波瀾万丈で楽しく見れました!
個人的にはスパイダーマン2もかなり好きでした。
空中を飛行できる様なワイヤーアクションがとても自然で、見ているこちらも気持ちよくなった
サム・ライミ監督による2002年製作(121分)のアメリカ映画。原題:Spider-Man、配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント。
きちんとスパイダーマン誕生の経緯が描かれていて、意外であったが良かった。
主人公が隣の娘が大好きだが相手にしてもらえない,それが次第に変わっていくとの設定はあまりにハリウッド典型的で、見ている方もなんだか恥ずかしくなってしまう。しかしながら、それを堂々とちゃかさず、ちちんとやり遂げてしまうというのが、ハリウッド・エンタテイメント作の力量かなとは思わされた。
そのヒロインのメリー・ジェーン・ワトソン(MJ)演ずるキルステン・ダンストが、超美人でも可憐でもなくそのへんの娘っぽいのは、計算づくなのか。まあ、主人公もごくごく普通のお兄さんっぽいから、当然か。
スパイダーマンの蜘蛛の糸設定のワイヤーアクションが、空を飛ぶ動力無しで人力による飛行のせいか、とても心地良い。滑らない蜘蛛の手足ということで、垂直の高層ビルをスルスルと登って行けるのも、舞台であるニューヨークの街を良く生かしていた。主人公が自分が得た特殊能力に嬉しくなってしまうのにも、説得力を感じた。
監督サム・ライミ、製作ローラ・ジスキン、 イアン・ブライス、製作総指揮アビ・アラド スタン・リー、共同製作グラント・カーティス、原作スタン・リー スティーブ・ディッコ、脚本デビッド・コープ、撮影ドン・バージェス、美術ニール・スピサック、衣装ジェームズ・アシュソン、編集ボブ・ムラウスキー、 アーサー・コバーン、音楽ダニー・エルフマン、視覚効果ジョン・ダイクストラ。
シリーズとしても、単体作品としても秀でている。伝説の始まり!
この作品は、幼い頃から何度も視聴しており、「スパイダーマンNo Way Home」に先駆けて、復習がてら視聴し、ずっと書こうと思っていたので、ついにシリーズ全て書くことにした。
「ヒーロー映画」と聞くと、勧善懲悪で楽しいワーキャー映画だと想定する人が多いだろうが、この映画を見るとその想定を大きく上回るだろう。
この映画に幸せなシーンはほとんどない。
それが本作、本シリーズの魅力なのも間違いないだろう。
主人公ピーター・パーカーは冴えない化学オタクで、6歳の頃から隣に住んでいるMJ(メリー・ジェーン・ワトソン)にずっと片思いし続けているが、クラスの所謂「陽キャでオラオラ系」のフラッシュと恋仲にあるという、何とも気分の悪いスタートから始まる。
鈍臭いピーターは、フラッシュ達に日々虐められている。
好きな人の彼氏に虐められるとは、これまた何て皮肉な話だろう。
そのピーターの親代わりであるベン伯父さんとメイ叔母さんも、ベンが会社をリストラされ、貧しい日々を送っていた。
一方ピーターの親友であるハリーも、所謂親の七光りで、私立のお金持ち学校に通っていたが、環境が合わず退学し、ピーター達の高校に転校してきた。
そのハリーのお父さんであるノーマン・オズボーンも、自社の研究が上手くいかず、アメリカ軍との契約を切られかけている。
ここまで聞いて、なんて暗い物語なんだと思うだろう。
これは本当にヒーロー映画か?と。
そう、これがサム・ライミ監督のスパイダーマンである。
ヒーロー映画とはいえ、現実はとても残酷である。
寧ろピーターは酷い目に合い続ける。
それでも彼はヒーローとして、1人の男として、困難に立ち向かっていくのである。
その様を是非三部作を通して見ていって貰いたい。
とある日、社会科見学にてピーターは新種の蜘蛛に噛まれ、「大いなる力」に目覚める。
初めてこんなに清々しい力を手に入れたものだから、ピーターはすっかり調子に乗ってしまう。
いじめっ子のフラッシュをぶん殴り、ベン伯父さんとの約束をすっぽかして自分の力に酔いしれるようになる。
MJともいい感じになるも、彼女がよく知らん男に車で迎えに来られ、MJの「カッコいいー!」と、誰が聞いてもお世辞であろう言葉に触発されて、怪しげな地下闘技場へ出場し、賞金で車を買ってMJの気を引こうとする。
そんな事をしてもMJは大して喜ばないだろうし、そんな事よりも大切な物があるのは誰が見ても明白だが、高校生でロクに恋愛をしてこなかったピーターに、それは分からない。
ベン伯父さんはピーターの突然の異変に心配になる。
何かしてやれる事はないか。力になれないだろうか。
そして彼はピーターを図書館(正確には地下闘技場)に送った際に心配だと伝えるが、高校生の思春期真っ盛りのピーターには、説教に聞こえてしまい、「父親面するな」と思ってもいない事を言ってしまう。
そんな彼に、ベン伯父さんはピーターの後の人生に必要不可欠な言葉を遺す。
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」
ピーターは無事地下闘技場のチャンピオンに勝利するが、約束の金額は貰えなかった。その腹いせに、その後来た強盗を見逃してしまう。その強盗が、彼の愛する伯父を殺害するとも知らずに、、、。
ピーターは撃たれたベン伯父さんに駆け寄り、手を握る。ベン伯父さんは「ピーター、ピーター、、、。」と涙を流しながら手を握り返し、息を引き取る。
せめて酷い事を言ってしまった事を一言でも謝ることが出来れば、どれだけ違っただろうか。
ピーターは決意する。ベン伯父さんに教えられた言葉通り、この街と市民の安全を守るために、スパイダーマンとして生きる事を。
そんな中、ノーマンは自社の研究の人体実験を自らに行い、「グリーンゴブリン」に変貌を遂げてしまっていた。
ウィレムデフォーの二重人格とも言える演技は圧巻の一言。恐ろしく狡猾で、病的な彼の名演技にも注目して頂きたい。
ここからいざ明るくなっていくかと思いきや、MJはいつの間にか親友のハリーと付き合っているし、ノーマンは自分の会社をクビになるし、お互い散々である。
それでもスパイダーマンとしてMJとキスが出来たり、彼女や市民の安全を守れていた。
が、グリーンゴブリンによってその平穏は崩される。
グリーンゴブリンはスパイダーマンにこう言う。
「お前が幾ら市民を守った所で、市民はお前を守りはしないし、それどころかお前を攻撃してくるぞ」と。
その言葉通り、賛辞の声とは別に、スパイダーマンを悪だと罵り、逮捕状まで出てしまう。
どんなに頑張っても報われないピーター。辛い。
ピーターがスパイダーマンだと知ったノーマンは、グリーンゴブリンの真骨頂である、敵の肉体ではなく
精神を蝕もうとし、ピーターの唯一の家族であるメイ叔母さんを襲う。最低で清々しい程に憎いヴィランである。
ただ、ノーマンがMJに暴言を浴びせた事で、ハリーとMJの2人は破局。
その後、この映画で唯一と言ってもいい、幸せなシーンが訪れる。
ピーターはメイ叔母さんの入院する病院で、スパイダーマンの力を借り、MJに想いを伝える。めちゃくちゃいい感じ!
その後すぐにハリーが病室に入ってきた事で気まずくなる訳なのだが。
そして結局、ピーターがMJを好きだという事を知ったノーマンことグリーンゴブリンは、MJを誘拐し、何とも苦しい2択をスパイダーマンに迫る。
愛する人を助けるか、市民、子供達を助けるか。
勿論彼の答えは、「どっちも助ける」だ。
だが、そうも簡単には行かず、2つとも失いそうになる。
絶体絶命!
だが、そこで市民たちがグリーンゴブリンを攻撃し、スパイダーマンを救う。
めちゃくちゃ熱い展開だ。
グリーンゴブリンが言っていた、「市民はお前なんて助けねーぞ」という言葉を完全に払拭し、スパイダーマンは皆を救う事が出来たのだった。
そして最終決戦。
またもやグリーンゴブリンは狡猾な手でスパイダーマンを殺そうとするが、逆に自らのグライダーで自分自身を貫いてしまい、何とか勝利。
ノーマンは最後に、「ハリーには言うな」という言葉を残した。
この言葉がまた、心優しいピーターを苦しめていくのだが、それはまた続編で。
そしてノーマンの葬式でピーターはMJに告白される。
12年間ずっと思い続けていた憧れの女性から、まさかの逆プロポーズ。
MJはこう言う。「今まで色んな人達と付き合ってきたけど違った。昔からずっと私を陰ながら支えてくれていたのは貴方だった。」と。
その告白をピーターは断る。
彼女の事を愛している。本当に愛している。
だからこそ、彼女を危険に晒す訳にはいかない。
どんなに辛い決断だろうか。
やっと振り向いてくれたのに。自分の元へ来てくれたのに。
「大いなる力には、大いなる責任が伴う。」
まさにこの言葉通り、彼は愛する人を守るために、自らを殺したのだった。
この映画は、単なるヒーロー映画には留まらず、そこにある「リアル」をしっかり登場人物達に投影しており、我々もちゃんと感情移入出来るので、いい映画だなと思う。
確かに三部作どれも名作で、全部通して観ると特にスパイダーマン3が素晴らしいのだが、この作品は単体作品としてもかなり面白く、スパイダーマンの誕生と、グリーンゴブリンというヴィランとの対峙を、なんの知識もなく見ていても面白いと思う。
この暗さが癖になれば、この三部作を愛する事間違いなしだろう。
名作ホラー映画を多く作ってきたサム・ライミらしいホラー展開や描写にも要注目だ。
心が痛いシーンが多いが、ピーター同様それと対峙し、是非乗り越えて欲しい。
以上、長文失礼しました。
見返してみて
だいぶ昔に観たものを見返しました。
2回目に観てみると、「たまたまこうなった」という偶然が起きすぎてる展開な気もしますが、
それが気にならないほどはじめに観た頃は引き込まれたのだなと感じました。
カメラの動かし方や演出はちょっと古めかしさもありますが、かなり好きです。
良いポイントがいくつもあります。
シーンチェンジで物をオーバーラップする
ウィレムデフォーの鏡を使った演出と演技
話の展開(予定調和な気もするけど気にならない)
テンポが良く、退屈で冗長となる間が少ない。
逆さキスというロマンチックかつ面白い演出
悪役でありながら対話ができる(そもそも原作が良い)
改めてみるとMJ八方美人で調子いいやつだなと思ってしまいました。
現実でも男女関係なんてそんなもんですけどね。
一点気になったのは、驚かす演出そんなにいっぱいなくてもいいんじゃないかなというところ。
映画的で嫌いじゃないですが。
大いなる力には大いなる責任が伴う
サム・ライミ監督のスパイダーマンシリーズ一作目。
スパイダーマンのオリジンを知りたければこれを見よ、といった作品。
なよなよした冴えない見た目の主人公が蜘蛛に噛まれた事で激変。
目が覚めると筋肉がついて腕から糸出したり身体能力が向上する。
公開当時はものすごく憧れたw
自分の力に天狗になるのもわかる。
そして育ての親、ベンおじさんの一言
「大いなる力には大いなる責任が伴う」
おじさんを亡くしてからその意味に気付く。
最小限の登場人物と分かりやすいストーリーで誰が見ても楽しめる内容だと思う。
漫画チックな描写や今見るとCGも古臭いかも知れないけどあまり気にならない。
ビルの間をスイングしていく描写はジェットコースターのような気分を味わえる。
終盤の戦いも初見だとハラハラすると思う。
このスパイダーマンを見た事がきっかけでマーベル作品が好きになっていった。
自分にとっては大切な一作。
面白かった!
自宅PCにて、amazon prime videoで視聴しました。
内容としては、新種のクモに噛まれた少年が特別な力を手に入れ、それを使い街中の悪と戦う、というアクションムービーです。
感想としましては、すごく面白かったと思います。この映画は、テンポが良いと感じました。2時間程度ある映画ですが、次々と話が展開していくので全く飽きずに最後まで見ることができました。
またストーリーも面白く、主人公とその周りの登場人物が色々な形で関わってきていて、色々な角度で楽しめました。
ある一点を除けば、ヒーローのオリジン映画としては最高峰の出来でしょ!
現在に至るまでのアメコミ映画人気を確固たるものにした、記念碑的な作品『スパイダーマン』シリーズの第1作。
特殊な蜘蛛に噛まれたことでスーパー・パワーを手に入れた青年、ピーター・パーカーが「スパイダーマン」として活躍する様子を描いたアメコミ・ヒーロー映画。
監督は『死霊のはらわた』シリーズや『ギフト』のサム・ライミ。
主人公ピーター・パーカー/スパイダーマンを演じたのは『エンパイア レコード』『サイダーハウス・ルール』のトビー・マグワイア。
本作のヴィランにして軍事企業「オズコープ」の社長、ノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリンを演じたのは『プラトーン』『アメリカン・サイコ』の、レジェンド俳優ウィレム・デフォー。
ピーターが想いを寄せる同級生メリー・ジェーン・ワトソンを演じたのは『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』『ジュマンジ』の、名優キルスティン・ダンスト。
ピーターの親友にしてノーマンの息子、ハリー・オズボーンを演じたのは『25年目のキス』のジェームズ・フランコ。
新聞社「デイリー・ビューグル」の社長、J・ジョナ・ジェイムソンを演じたのは『サイダーハウス・ルール』『ザ・メキシカン』の、後のオスカー俳優J・K・シモンズ。
製作総指揮/原作はマーベル・コミックの編集長として辣腕を振るった、伝説のアメコミ原作者スタン・リー。
マーベル映画には決まってカメオ出演することで知られているが、本作ではグリーン・ゴブリンから逃げ惑う群衆の一人として顔を覗かせている。
今や世界で最も人気のあるフランチャイズとなった「MCU」。しかし、このシリーズの成功の下地を築いたのは本作から始まった『スパイダーマン』シリーズと言えるでしょう。
これまでにもアメコミヒーロー映画の成功作品はあった。例えば1978年の『スーパーマン』や1989年の『バットマン』がそう。
とはいえ、やはりコミック原作もの=子供向けという図式は壊せなかった。両作品とも、金儲けを目的とした安易なシリーズ化の結果、尻窄み的な終末を迎えてしまった。
しかし、1998年の『ブレイド』の登場により潮目は変わる。
コミック原作でありながらPG12という規定で公開されたこの作品の成功により、アメコミ原作映画の間口がグッと広がった。
そして2000年の『X-メン』により、アメコミは世界的なムーヴメントとなり、2002年の『スパイダーマン』により決定的なものとなった。
子供の時に観て以来なので久しぶりの鑑賞となったが、今観ても映像的には全く古くなっていない。
CGの不自然さも感じないし、スーツに至ってはMCU版よりもカッコ良いとさえ思える。
この映像のリアリティにより、本来は荒唐無稽なヒーロー作品に説得力が生まれ、広い世代の観客に受け入れられることになったのだろう。
スーパーヒーロー作品にホラー映画の監督サム・ライミ!?と思った人も多かったんだろう。
子供の頃はそんなこと知らないから普通に観ていたけど、知識がついた今なら自分でもそう思う。
でも改めて鑑賞して、なるほど!と思った。
蜘蛛に噛まれて変身するのって、確かにホラー映画の系譜だ!
1920〜50年代的なユニバーサル・モンスターズの正当な後継者がアメコミ・ヒーローだったとは盲点だった。
自分の身体から糸が出てくるって、よくよく考えると凄いキモいし怖い…😖後々、オリジナルのスパイダーマンは機械で糸を出していると知って驚いた、というのは自分だけではないと思う。
ベンおじさんを殺した強盗を追い詰めるところとか、完全にホラー映画的な演出だったもんな〜。怖いっ!
本作の作風はダークでハード。これは『ブレイド』や『X-MEN』の流れを引きずっているからだろう。
スパイディ特有の軽口は本作では封印されている。本作でスパイダーマンを知った観客は「えっ!スパイダーマンって本当はこんなに明るいキャラクターなんだっ!」と後年になって知り驚いたことだろう。自分はそうでした。
シナリオはすごく良くできている!
『スパイダーマン』を全く知らない人への説明としては完璧に近いのでは。
スパイダーマンの能力について、科学者が学生に向けて蜘蛛の特性を説明するという描写によって明らかにするところなんか、スマートだし分かりやすい。
自分の力に溺れるピーターを描写する為に、家族3人が写った写真を蜘蛛の糸でピキッと割るところとか、ベタだけどわかりやすいし上手い。
ヒーローとしての自覚を持ったピーターが、倒れたメイおばさんの枕元に置いてある同じ写真をしげしげと眺める描写を入れるとか、監督分かってるぅ〜!と言わざるを得ない。
「親愛なる隣人」としての活躍、つまりNY市民のピンチを助けるという描写をたっぷり描いているところも良い!
ヴィランと戦うことがスーパーヒーローの使命ではない、ということを作り手が理解している点が素晴らしい!
市民の救助活動をしっかりと描写したおかげで、クライマックスでスパイダーマンのピンチを市民が助けるというシーンが効いてくるわけです👍
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」というスパイダーマンのテーマを、作品全体の展開を通して描き切り、さらには続編の布石も置いておくという抜かりのない作品。
それだけに、とある一点が非常に気になってしまう。
そう、それはMJの描き方!
多分同じことを思っている人も多いと思うが、本作のMJはとにかくあっちへウロチョロ、こっちへウロチョロと男の間を動き回る。
まぁ、正直ビッチと言われても仕方がない描かれ方をしている。
彼女は荒んだ家庭環境で育っており、そのことが過剰に異性との繋がりを求める彼女のアイデンティティを形成した、というのはわかる。
家族で激しく言い合いをした後、ピーターと言葉を交わしている最中に恋人のフラッシュが車に乗ってやってくる。
あれだけ落ち込んでいたのに、フラッシュの前では何事も無かったかの様に振る舞うMJの姿は観客の心を打つ。
とはいえ、そういうキャラクター像がヒロインとしての魅力に繋がるか、といえばそうでは無いわけで…。
複雑な恋模様が描きたかったのはわかるけど、一作の中でフラッシュ→ハリー→スパイディ→ピーターと、3回も心変わりするというのは、やっぱりちょっと受け入れ難い。
ある意味リアリティがあるとも言えるけど…😅
MJのキャラクター像には不満が残るが、それを除けばヒーローのオリジンストーリーとしては満点💯
ダークな作風だが笑えるところもちゃんとあるし、アクションはめっちゃカッコ良い✨
エンドロールで「スパイダーマンのテーマ」が流れるところなんか、本当によく分かってる!
アメコミ映画初心者に一本オススメするならば、間違いなくこれ!
MCUファンにも観てもらいたい一作!
力の責任
スパイダーマン・シリーズ(サム・ライミ版)第1作。。
WOWOWシネマで3回目の鑑賞(字幕)。
原作コミックは未読。
初めて観た時、驚異の映像に度肝を抜かれたことを覚えています。スパイダーマンが摩天楼を駆け抜けていくスピード感が凄まじく、VFXの進歩を実感したと同時に、まだ子供ながら日本の特撮もここまで金を掛けてくれたらもっと面白くなるだろうになぁ、なんてことを思いました。
本作からじゃないかしら、主人公が苦悩しながら戦い、勧善懲悪で括れないストーリーが展開されるヒーロー物が増えたのは。スパイダーマン/ピーター・パーカーは完全無欠のヒーローではなく、ある日突然力を手に入れてしまった思春期の青年であることが、キャラクターとしての大きな魅力だなと感じました。等身大だから、いろんな人が共感出来る。
大いなる力には大いなる責任が伴う。ヒーローとしての使命か、高校生としての日常か。どちらも彼にとっては大事なことであり、天秤に掛けることなど出来ません。
ひとたび自分がスパイダーマンだとバレてしまったら、大切な人たちに危害が及ぶかもしれない。ヒーローだってひとりの人間であることに気づかされた作品でした。
※修正(2024/04/26)
原作愛を感じました。
シネマティックユニバースシリーズは鑑賞済み、アメイジングシリーズは未鑑賞。原点に戻って、元祖スパイダーマン、鑑賞しました。
敵がコミックのメジャーヴィランのグリーンゴブリンだったり、ピーターがカメラマン的な仕事してたり、全体を通して原作コミックへのリスペクトが感じられました。そして、なんと言ってもあのスパイダースイングの華やかさ!ジェットコースターに乗ってるみたいな感じでした。以降の作品ですでに見てますが、初見だったら、感動モノでしょう!CGは、今から見るとクオリティは低いけど(笑)
ストーリーは、ベンおじさんとの別れ、親友のお父さんとの戦いなど、ピーターの成長を中心に良くまとまって良かったけど、それ以上にキャストの方々がハマってましたね。パーカー役のトビー・マグワイヤは、イケてない雰囲気が存分に発揮されていました(笑)あのぎこちない笑顔でずっと見続けてるときの何考えてるか分からない表情、ある意味サイコーの演技!演技なのか、もしかして、素なのか(笑)しかも、個人的に、会社のイケてない後輩にそっくりで、心から応援できました(笑)ウィレム・デフォーはノーマンとグリーンゴブリンの演じ分けがお見事!この人に悪役任せれば、間違いないですね。
ただ、MJだけが浮いてた気がします。作品での存在も、女優さんも。ジュマンジでジュディ役だったキルストン・ダンストでしたが、終始エロめの衣装で目を引きましたが、高校生役としてはちょっと老けてたかなぁ。作中でコロコロ男を取っ替え引っ替えする人物像とも相まって、若作りビッチ感が、スゴい。。でも、当時20歳かぁ。見えない、逆に。。
エンディングテーマの「hero」、カッコよかったです!作品には合ってないけど(笑)おなじみのオリジナルテーマも最後に聴けて嬉しかった!
さて、次はスパイダーマン2、行ってみましょう!
今更ながら
有名な作品なのに観たことがなかったので観てみた。
やー主人公の顔が良いなカッコイイ。
途中パターンが分かってしまった。
が、その上でも面白かった。叔父が亡くなるところでは、涙してしまった。(涙腺がガバガバなので)
ヒロインに批評があるが個人的にはそうでもないと思う。
他のシリーズも観ようと思う。
アメスパよりこっちのが好き
大いなる力には大いなる責任が伴う
大切な人たちを守りたい。優しいオタク少年から正義のヒーローに。成長ストーリーとしてとても整ってて面白い!
トビーの冴えないけれど純朴で優しい感じや出てくるキャラがみんないい奴ってとこがひと昔前の映画っぽくて良い。そんな中友人の葬式で告ってくるMJのビッチっぷり…美人って訳でもないしヒロインじゃなく彼の成長をみせる駒としてみればまぁ…笑
おもしろい
観たい観たいと思いながら見れてなかったのですが、春休みで時間があったので観ました。
期待通りすごく面白かったです。
ゴブリンから正気に戻るときに急に音が大きくなるのでビクッとしちゃいます!
早く次の作品も観たいと思いました。
With great power comes great responsibility. 意外と切ない「スパイダーマン」第1章
サム・ライミ監督を一躍有名にした「スパイダーマン」第1章。「死霊のはらわた」「ギフト」等のホラーなイメージを見事に覆し、見事なアメコミヒーロー物になっています。グリーン・ゴブリンの最期とか原作そのまんまですし、コミックファンにも目配りを忘れないある意味手堅い作りですね。
それにしてもトビー・マグワイヤ、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコが若い若い!トビーのムッツリ感は科学オタクがヒーローになった原作を踏襲していていい感じです。ジェームズ・フランコ、王道ヒーロー物で有名になった割りに今はちょっと変わった役所を好むイメージになってます。更にJ・K・シモンズ、ウィリアム・デフォー、エリザベス・バンクス(後の「ピッチ・パーフェクト2」の監督!)と何気に出演陣が豪華です。メイおばさんのローズマリー・ハリス、いかにも優しそうなおばあちゃんで好きなんですよねぇ。良いこと言うし。
よくMJが可愛くないと言われますが、確かに可愛くないです。でもですね、「何故ピーターかそこまで惚れてるのか」という疑問のポイントは隣に住んでるからって理由が高いと思うんですよ。近くにいるだけで不思議と可愛く見えてくる事ってありますよね?で、窓から相手の部屋が見えるぐらいの近くに同い年の女の子がいたら、そりゃ気になりますって。まぁ、それでも「モテまくってるのは何故か」という疑問は引き続き残りますが・・・
全体的に見るとベン叔父さんが亡くなり、世話になった親友の父親がヴィランで、親友とも仲が微妙になり、愛する人の告白も受け入れられずに去っていくという意外と切ないストーリー。そこにしっかりアクションも盛り込んであり、楽しく観れる一作でした。
アメスパは見たことあったけど、こっちは初
来年公開のホームカミングに備えてじわじわ見ていこう計画。
これをトムホランドが演じるのかと思うと急に愛おしく見えてくるから不思議笑
さらに今撮影中のパパラッチの写真が出回ってるからテンション上がる〜!
シビルウォーも毎日見てて、スパイディのシーンが一番好きよ。
わたしの中で盛り上がりすぎてて来月公開するんじゃないの的な勢い。
ただ、トムホランドくんがいじめられっ子って想像できないなぁ。どう考えても学校では常にカーストのトップにいそうなイメージあるわ。笑。トビーマグワイアはいじめられっ子感とてもよかったかわいかった笑
ベンおじさんのシーンはわかっていても泣いたね
アメスパのベンおじさんより好きなベンおじさん
ホームカミングのメイおばさんは美しすぎるけど、ベンおじさんは?
シビルウォーの時点ではもう、いなそうだったけど
ホームカミングどこから始まるんだろね?
雨の中の宙吊りのキスシーンはよかたね
あれは確かにピークだわ
バッド、エンド、スタート
今まで観た映画の中で一番ラストが衝撃的だった。
セブンよりもダークナイトよりも。
別にラストにどんでん返しがあるわけでも、中途半端に終わるわけでもない。
ハッピーエンドではない、ということが当時の俺には衝撃的だった。
ヒーロー映画は、悪を倒し、愛する人と結ばれ、全てが丸く収まり、みんなHAPPYで終わりと思っていた。
しかし、これは違う。
悪は親友の父親、悪を倒したが親友に恨まれ、愛する人とはスパイダーマンという理由で付き合えず、ヒーローとして生きることを決め過酷な運命を受け入れて、終わり。
あまりにも残酷で、あまりにも斬新な終わり方。(当時の俺には)
終わり良ければ全て良しという言葉をコイツら知らないのか?、という思いがスパイダーマンのテーマと共に頭の中に流れた。
しかし、年を重ね、TSUTAYAを入り浸るうちに、評価が変わっていった。
史上最悪のラストが、史上最高にハードボイルドなラストに思えてきた。
そもそもこれはラストなのか?
俺は違うと思う。
ピーター・パーカーがピーター・パーカーではなく、スパイダーマンとして生きることを決めたこのラストから、スパイダーマンが始まるのだ。
そう気付いた時から、始めが肝心という言葉がスパイダーマンのテーマと共に頭の中に流れるようになった。
スパイダーマン誕生
スパイダーマンが街中を飛び回ってる姿がいい。
カメラワークがたまらないです。
変身前の性格も大好きです。
MJに一途なところとか。
ヒーローと一般人とのしての自分との葛藤が見所です。
告白されるのに受け止められないラストが切ないです。
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