「力の責任」スパイダーマン しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
力の責任
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スパイダーマン・シリーズ(サム・ライミ版)第1作。。
WOWOWシネマで3回目の鑑賞(字幕)。
原作コミックは未読。
初めて観た時、驚異の映像に度肝を抜かれたことを覚えています。スパイダーマンが摩天楼を駆け抜けていくスピード感が凄まじく、VFXの進歩を実感したと同時に、まだ子供ながら日本の特撮もここまで金を掛けてくれたらもっと面白くなるだろうになぁ、なんてことを思いました。
本作からじゃないかしら、主人公が苦悩しながら戦い、勧善懲悪で括れないストーリーが展開されるヒーロー物が増えたのは。スパイダーマン/ピーター・パーカーは完全無欠のヒーローではなく、ある日突然力を手に入れてしまった思春期の青年であることが、キャラクターとしての大きな魅力だなと感じました。等身大だから、いろんな人が共感出来る。
大いなる力には大いなる責任が伴う。ヒーローとしての使命か、高校生としての日常か。どちらも彼にとっては大事なことであり、天秤に掛けることなど出来ません。
ひとたび自分がスパイダーマンだとバレてしまったら、大切な人たちに危害が及ぶかもしれない。ヒーローだってひとりの人間であることに気づかされた作品でした。
※修正(2024/04/26)
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