恋愛適齢期のレビュー・感想・評価
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中年以降の憧れの恋愛なのかな
総合70点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )
ずっと恋愛を楽しんだ初老の男と、恋愛を避けてきた初老に近い女の恋愛喜劇。もう枯れようかという年齢で次々に恋愛対象が現れるというのはずいぶんと羨ましいものだ。恋愛は若さの特権ではなくて、いくつになってもこんなことがあればいいなという中年以降の大人の共感を得られるのではないだろうか。年齢の割には登場人物はとても行動的で仕事に遊びにと忙しそうであまり老いを感じさせない。やはりそういう人が登場しないと軽快じゃないし魅力もなくなる。全編にわたり軽快な演出で、それでいてきれいな風景や家が出て上流な生活が出てくるのも憧れを刺激するのかも。
こんなおばさんに憧れるー(^O^)
「老いらくの恋」
若い奴には、まだ負けん!
“老いらくの恋”というほど、大げさなものではないかも知れないけれど60代独身(未婚)男性と、50代バツイチ子持ち女性のラヴストーリー。これがとても爽やかで…あろうことかカワイイ!!これ日本でやると、モットいやらしくてドロドロしたものになっちゃうんだろうな。さすがはハリウッド!
オープニングからニコルソン節全開!『何でこんなオッサンが若い娘にモテんねん!?』と思わずツッこんでしまったけれど、もうそれだけでツカミはOK。あとは“マトリックス”キアヌ・リーヴス(エリカ(ダイアン・キートン)に一目惚れする年上好みの、ハリー(ニコルソン)の担当医役)でさえも霞んでしまうほどの、熟年主演俳優2人による『これでどうだ!』と云わんばかりの演技合戦。ストーリーは軽めだけれど、これだけで見応えは充分。何よりこの2人の主演で、SEX絡みのラヴストーリーを撮ってしまうナンシー・メイヤーズという監督が凄い!この人、前作「ハート・オブ・ウーマン」ではあのメル・ギブソンにパンストを履かせ、除毛クリームまで使わせたし、今回は御年58歳のダイアン・キートンを一瞬とは言え、ヌードにしちゃったんだから…。演出力だけでなく、俳優からの信頼が絶大でなければこのようなことは出来ないだろうな。また結構ドギツイ台詞も飛び交ってるんだけど、映画自体は決して下世話なモノになっていない。この辺りは女性監督ならではの繊細さがほどよくにじみ出ていて、観終わった後とても心地よかった。
さあ、熟年世代の皆さん!恋愛に年齢は関係ございませんよ!!
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